グラフィックスカードおよびAIソリューションを手がける麗臺(2465-TW)は、企業におけるAIアプリケーション需要の拡大を背景に、6月の売上高が前年比で5倍以上増加し、市場の注目を集めている。本日(9日)、株価は取引開始後、一時的に89.5元のストップ高まで上昇し、前日比で3倍以上の取引高を記録するなど、強気の展開を見せた。
麗臺の6月売上高は9.38億元で、前月比33.16%増、前年同月比543.89%増と、非常に力強い成長を示した。2024年上半期の累計連結売上高は40.75億元に達し、前年同期比で1.58倍の伸びを記録。特に第2四半期の売上高は25.05億元で、四半期比59.66%増、前年比2.4倍増と、過去最高を更新した。
売上高の急増の主な要因は、流通チャネルにおける在庫積み増しの動きが活発化していることにある。特に、NVIDIAのRTX PRO 6000 Blackwellグラフィックスカードが市場で高い需要を集めており、6月にNVIDIAがこの製品の販売価格を50%以上引き上げたことも追い風となった。加えて、市場では今後も供給不足による価格上昇が続くとの見方が広がっており、販売代理店やシステムインテグレーターの前倒し購入が加速している。
麗臺は2024年、新事業部門を正式に設立し、ワークステーション、AIサーバー、水冷・液冷装置など、包括的なAIインフラソリューションの提供に本格的に乗り出した。外部戦略提携としては、合計で約30%の株式を保有する大株主である大訊科技および肯微科技と連携し、新製品開発やシステム販売の強化を進めている。大訊科技が持つ筐体設計および液冷技術のノウハウと、肯微科技の電源供給装置(PSU)の統合能力を活かすことで、麗臺はAIソリューションのトータルプロバイダーとしての競争力を高めている。
FACT BOX ・ 要点整理
- 出典:PR Times
- 分類:ニュース