車王電(1533-TW)が投資する電動バスメーカー、華徳動能(2237-TW)の蔡裕慶会長は9日、電動バス市場の長期的な成長を評価し、台湾市場に加えて海外展開を積極的に進めていると述べました。三電システムから運行プラットフォームまでの一貫したアーキテクチャで差別化を図っており、日本市場ではシェアを着実に拡大中で、2030年までに32%の獲得を目指すとしています。今後は北米市場への進出も開始する予定です。

華徳動能のコア技術には、車両構造、電子電力システム、車両制御ソフトウェア、テスト検証技術が含まれ、さらにVCU、BMS、液冷式バッテリーパック、デュアルガン急速充電システム、車載HMI、クラウド车队管理、Level2自動運転システムまでを統合。これにより、三電システムから運行プラットフォームまでの一貫した構造を実現しています。

蔡会長は、台湾を越えて日本、ベトナム、アメリカ、メキシコへの展開を進め、アメリカのOptimal、日本の住友商事グループ、NExT-eSolutions、メキシコの自動車メーカーと協力ネットワークを構築していると説明しました。

特に、華徳動能は2022年から九州に市街地バスの電動化ソリューションを導入。2024年には東京に進出し、2027年までに神戸と岡山への展開を計画しています。2030年までに日本市場で32%のシェア獲得を楽観的に見込んでいます。

蔡会長は、「お客様が工場見学に来られた際、車載電子システムと車両一式の統合性について『まさに求めていたものだ』と驚かれた」と語り、日本の市場で認知度が急速に高まっていると強調。情報通信技術の統合、エネルギー管理、リモートモニタリングの能力が、海外市場から評価され始めていると述べました。

Marketsand Marketsの予測によると、世界の電動バス市場は2025年238億ドルから2032年には596億ドルに達し、年平均成長率は14%と見込まれています。国内では、交通部の「2030年旅客車両の電動化推進計画」が総事業費643.27億元で進められており、2030年までに市街地バスの全面電動化を目指しています。

華徳動能は、この政策により今後5年間で毎年少なくとも1400台の電動バス更新需要があると予測しており、「ほぼ毎年新しい顧客が現れている」としています。国内市場の発展に継続的に対応するとともに、エコシステム統合を通じて海外展開をさらに強化していく方針です。

FACT BOX ・ 要点整理

  • 出典:PR Times
  • 分類:提携
  • 関連組織:Optimal / 住友商事グループ / NExT-eSolutions
  • 製品・サービス:電動バス / 三電システム