中国A株市場の半導体関連銘柄であるトーレンスが本日(10日)、上場初日に株価を急騰させた。朝の取引開始後、株価は瞬く間に1070%上昇し、開盤価格比で30%を超える上昇率となり、一時停止のトリガーが発動した。一時停止直前の株価は1株あたり264.42元(人民元、以下同)で、時価総額は約490億元に達した。中籤投資家1単位あたりの利益は12.09万元(約56.8万円)にのぼる。
深圳証券取引所は本日、「深圳証券取引所取引規則」などに基づき、トーレンスの株価が開盤価格から初回で30%以上上昇したため、午前9時30分25秒から一時停止を実施し、午前9時40分26秒に再開したと発表した。
資料によると、トーレンスは中国国内で领先的精密金属部品の開発・製造・販売を行う総合サービス企業であり、半導体製造装置向けの高性能なプロセス部品、構造部品、ガス配管およびシステム組立製品などを提供している。
同社の事業は、エッチングや薄膜堆積といった高い技術壁を持つ前工程のコア装置に集中しており、論理チップ製造装置、メモリチップ製造装置、先進パッケージングなどの分野をカバーしている。
豊富な技術蓄積を背景に、トーレンスは国家級の「専精特新」重点「小巨人」企業に認定されている。
主要顧客には、北方華創や中微公司といった中国半導体設備大手が名を連ねており、上位5社への売上比率は90%以上を占めている。
業績面では、2023年から2025年にかけて、トーレンスの売上高はそれぞれ2.91億元、6.10億元、7.20億元となり、親会社帰属純利益は1530.47万元、1.06億元、9817.56万元と推移した。
2024年上半期の見通しとして、売上高は3.83億~3.98億元(前年比2.53%~6.53%増)と予想されるが、非親会社帰属純利益は3802.49万元~4201.47万元(前年比29.46%~36.16%減)と減少が見込まれており、これは為替損失の増加、研究開発費の増大、全体的な設備稼働率の低下などが主な要因とされている。
FACT BOX ・ 要点整理
- 出典:PR Times
- 分類:ニュース
- 製品・サービス:ガス配管システム / プロセス部品