韓国メディア『The Bell』の最新報道によると、SK海力士は、輝達の次世代AIプラットフォーム「Vera Rubin」向けに開発された12層積層HBM4の量産出荷を正式に開始した。現在、製品は生産能力の拡大フェーズに入っており、2024年9月から本格的な大規模量産が予定されている。
報道によれば、今回の工程では、ウェハー投入から最終出荷までわずか2か月余りで完了しており、業界標準の4か月に比べて大幅に短縮されている。これは、SK海力士が緊急生産体制を導入し、最優先の工程スケジューリングを行ったことに加え、輝達が品質検証プロセスを簡略化したことで、供給の緊急性が確保されたためとされる。
市場の試算では、SK海力士は輝達のHBM4全体供給量の約60%を獲得すると見込まれており、一部の見方では70%まで上昇する可能性があるとしている。これにより、同社は事実上の主要サプライヤーとしての地位をさらに強化している。
技術面では、SK海力士のHBM4は、コアチップに10ナノ級の第5世代(1b)DRAMを採用し、ベースチップにはTSMCの12ナノ製造プロセスを採用している。これにより、性能とコスト管理の両立を実現しており、三星電子と比較して明確なコスト優位性を持っている。
2026年下半期から出荷が増加し、2026年第4四半期にはHBM4がHBM3Eを上回る形で、SK海力士のHBM売上構成比において主力製品となる見込みである。
輝達向けの注文を安定させると同時に、SK海力士は多様な顧客への展開も積極的に進めている。先月、輝達向け12層HBM4の量産を完了したことに続き、今月には超微半導體(AMD)向けの8層積層HBM4の出荷を開始した。
このように、極速の量産体制、最適化された認証プロセス、そして多様な顧客への展開を通じて、SK海力士は、世界のHBM4商業化プロセスを全方位でリードしている。
FACT BOX ・ 要点整理
- 出典:PR Times
- 分類:新製品
- 製品・サービス:HBM4 / DRAM