アメリカ国務長官のルビオ氏(Marco Rubio)は、アメリカ大統領のトランプ氏が中国がアメリカの選挙に介入したと指摘したにもかかわらず、中国の習近平国家主席が9月に予定している訪米は、現時点では予定通り進められていると述べました。
ルビオ氏は、東南アジア諸国連合(ASEAN)の外相会議に出席するためマニラに向かう前に記者団に語り、現在も訪問に向けた準備が進行中であり、中国側の調整チームも引き続きアメリカに派遣されていると説明。変更の兆しは見られていないと強調しました。
先週、トランプ大統領は、中国が2020年のアメリカ大統領選挙の際に2億2000万件の有権者データを盗んだと主張。しかし、この主張はアメリカの情報機関によってすでに否定されており、メディアが北京の関与についての対価を問うと、トランプ氏は「今後の対話の進展次第」と述べるにとどまりました。
習近平氏の今回の訪米は、今年5月の北京での首脳会談に続く、今年度4回予定されている首脳会談の2回目となります。両国は貿易休戦の維持や二国間関係の強化を目指していますが、ビザ政策や人工知能(AI)分野での対立が深まっていることが、訪問の成否に影響を及ぼす可能性があります。
トランプ政権は、中国の記者に対して90日間のビザ制限を再開する方針を示しており、これは第1期政権末に提案されたものの、バイデン政権下で凍結されていたものです。一方、習近平氏は先週、アメリカを含まない約30カ国による「グローバルAI規制連合」を主導して設立。また、中国のAIスタートアップ「月之暗面(Moonshot AI)」が新モデル「Kimi K3」を発表し、アメリカのAI技術優位に対する挑戦とも受け止められています。
今週開催されるASEAN外相会議では、ルビオ国務長官が中国の王毅外相や日本・韓国などの地域関係国と協議する機会を得ることになります。
ルビオ氏は、「アメリカと中国のように大きな国同士が関われば、摩擦が生じるのは避けられない。しかし、我々のような影響力を持つ国には、対話を続け、関係を維持する責任がある」と語りました。
FACT BOX ・ 要点整理
- 出典:PR Times
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