港股は月曜日(20日)、複数の好材料を受けて大幅な反発を見せ、前週金曜日の下落を修復した。終値時点で、恒生指数は2.36%上昇し、25,000ポイントの心理的節目を回復。25,143.05ポイントで取引を終えた。国有企業指数(H株指数)は3.01%上昇、恒生科技指数は2.79%上昇。同指数は取引時間中に一時3.6%まで上昇した。

大型IT株とAIアプリケーション関連株が市場の注目を集めた。アリババは3.7%上昇、テンセントは3.5%上昇。メイタン、シャオミ、JDドットコムといった大手も3%以上上昇した。特に中国ソフトウェア国際は、大規模言語モデル企業「月之暗面」とのトークン収益分配および共同イノベーション協定締結の発表を受けて、午後に急騰。終値は約23%上昇した。

一方、AI関連株の内部では分極化が進行。智譜は19.56%下落、MINIMAX-Wも10%以上下落した。これは評価の調整や保有株構成の脆弱さが要因とみられる。

中東情勢の緊迫化を受けて、エネルギー関連株が全面的に上昇した。ホルムズ海峡の緊張が高まる中、米軍がイランの石油拠点を攻撃したことで、石油株と石炭株が買われた。中国中煤エネルギーは8%以上上昇、兗州煤業エネルギーは9%以上、中国海洋石油は5%以上上昇した。

低金利環境下では、期待配当利回りが魅力的な中国内資銀行株も連日上昇。建設銀行は4%以上上昇し、2026年の予想配当利回りは香港ドルの定期預金金利を上回るとされている。

バイオ医薬品セクターも好調で、榮昌生物は9%以上上昇した。市場関係者は、政策・資金・業績の「三底共振」によって同セクターがバリュエーションの修正局面にあると指摘。また、中国の革新薬が単なる技術プラットフォームから、グローバル市場での収益化フェーズに移行していると分析している。

今後の見通しについて、華泰証券と中国銀河証券は、港股が資金流入による修復局面にあると評価。内外資の連携による市場センチメントの改善が主因とみられるが、長期的な反転には中間決算後の業績回復が不可欠だと指摘している。投資戦略としては、低ボラティリティの高配当株、AI・インターネット大手、景気回復が見込まれる革新薬産業への注目が推奨されている。

FACT BOX ・ 要点整理

  • 出典:PR Times
  • 分類:ニュース
  • 関連組織:アリババ / テンセント / 中国ソフトウェア国際
  • 製品・サービス:AIアプリケーション / エネルギー株