米国の資産運用大手ベライゾン(BlackRock)は、AIインフラ投資をさらに拡大しています。『ウォール・ストリート・ジャーナル』(WSJ)は月曜日(20日)、関係者への取材をもとに、ベライゾン(BCS-US)が少なくとも120億ドル規模の債務融資を主導し、メタ・プラットフォームス(META-US)のテキサス州エルパソ(El Paso)にある大規模データセンター計画の資金調達を進めていると報じました。これは、大手金融機関がAIインフラ投資に積極的に参入している流れを改めて示すものです。

関係者によると、このデータセンター計画は、ベライゾンおよびその傘下のインフラ・私募クレジット部門が80%の株式を保有し、データセンターを利用するメタが残りの20%を保有する構造となっています。今回の大型債務融資は、モルガン・チェース(JPM-US)とモルガン・スタンレー(MS-US)が主導しており、他の潜在的投資家への参加呼びかけも進められています。

ここ約1年間、ベライゾンはデータセンター市場への大規模な投資を続けてきました。例えば、データセンター運営会社Aligned Data Centersを400億ドルで買収したほか、近年はグローバル・インフラストラクチャ・パートナーズ(GIP)やHPS Investment Partnersといったプライベート投資会社の買収を通じて、運用資産総額15兆ドルという世界最大の資産運用会社として、単なる資金提供者からインフラ資産の保有者・運営参加者へと変貌を遂げています。

実際、ベライゾンは以前からメタのルイジアナ州データセンター融資案件の主要投資家の一つでした。その案件の総額は270億ドルに達し、史上最大のプライベートクレジット融資記録を樹立しました。ベライゾンは昨年、この債券に30億ドル以上を認購しています。『ウォール・ストリート・ジャーナル』は以前からこの詳細を報じていました。

今回のテキサス州エルパソのデータセンター融資構造は、ルイジアナ州の計画と同様、金融機関が80%、メタが20%を保有する合資モデルを採用し、大規模な債務発行によって建設資金を調達するものです。テック大手がAIデータセンター投資を拡大し続ける中、プライベートクレジットやインフラファンドは、AI計算能力の構築を支える重要な資金源となっています。

FACT BOX ・ 要点整理

  • 出典:PR Times
  • 分類:資金調達
  • 関連組織:Meta Platforms
  • 製品・サービス:データセンター / AIインフラ