SpaceXは台湾時間の先週土曜日(25日)午前6時51分、星艦基地2号発射台で点火を行い、星艦の第13回試験飛行を成功裏に打ち上げた。これは第3世代の超大型ブースター「V3」の2度目の飛行であり、またSpaceXが今年6月にナスダック上場後、初の星艦ミッションでもある。
これまでは一部のエンジンが起動せず、自動中止となったこともあり、その際にはSpaceXの時価総額が約1000億ドル蒸発する事態となった。今回の成功は、資本市場に対して信頼を回復させる「止血」の役割を果たしたと評価されている。
今回のミッションでは、従来の配重モジュールの代わりに、貨物室に実際に運用可能な第3世代星鏈V3衛星20基を搭載。軌道投入後、衛星は太陽光パネルとアンテナを展開し、テストチームは無線周波数とレーザーリンクを通じてすべての衛星と接続に成功。リモートセンシングデータも正常に送信された。約20分後、衛星は亜軌道に沿って制御再突入し、大気圏で燃え尽きた。
飛行中には、宇宙空間での「猛禽」エンジンの再点火、耐熱タイルのモニタリング、ブースターの逆噴射、インド洋へのソフトスプラッシュダウンといった重要な技術検証も実施された。一方、V3ブースターのメキシコ湾への帰還はやや硬着陸となったが、全体としては「プロトタイプ飛行から商業的有人飛行への分水嶺」と業界から評価されている。
V3型星鏈衛星は1基あたり2トン以上、展開時の翼展は60メートルに達する。ファルコン9のフェアリングでは収容できないため、運搬には星艦の使用が不可欠である。1基あたりの下り通信速度は1Tbpsで、V2ミニの10.7倍に相当する。星艦は最大60基を搭載可能で、1回の打ち上げで60Tbpsの通信容量を追加できる。これはファルコン9の40倍の運搬効率に匹敵する。
今回の検証成功により、V3衛星の本格的な量産・展開が現実味を帯びてきた。これにより、星鏈ネットワークは地方中心のカバレッジから、都市部の高密度通信需要に対応する「帯域の飛躍的拡大」へと移行する道が開かれた。
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