「今週、台湾株は再び下落するのか?」「AI相場は終わったのか?」「手持ち株をいったん売却すべきか?」――これらは先週末、投資家から江江(チエンチエン)に最も多く寄せられた質問だ。多くの人が不安で、週末も眠れないほどだったことだろう。江江は今回、そんな投資家の心を落ち着けるために、市場の混乱の中でも冷静な視点を提供する。

トランプ氏が再び「TACO」だ!戦火の沈静化で、上昇相場の根拠はどこにあるのか?

投資において最も怖いのは「恐怖話」による自己暗示だ。しかし今、米イラン間の緊迫がトランプ氏の「TACO」によって一時収束した。米国がイランへの空爆を停止したこの動きは何を意味するか?単純なビジネスロジックで言えば、戦争の脅威が和らげば原油価格の急騰は避けられ、インフレ期待も低下する。

市場が最も恐れる不確実性が低下しているのだ。金利上昇や高インフレの過度な予想が和らげば、株式市場から流出していた資金が再び戻ってくる可能性がある。これが「長期は上昇、短期は下落」という、よく言う「長牛短熊」の構図だ。トランプ氏は本質的に株式市場の「長期的な多頭支持者」であり、株価の上昇が自身の利益や政績に直結することをよく理解している。彼はかつてインタビューで、「自分が株で儲けるのは、市場全体が好調だからだ。みんなが儲けている」と述べた。これは重要なシグナルだ。彼は市場の感情を利用して株を安く集めているが、最終的な目標は上昇相場の維持にある。

だから今、すべきことはパニックになるのではなく、冷静にテクニカル指標を観察することだ。

台湾株式市場の戦略:123法則+2大サインで反攻のリズムを掴む

今週の取引における「定海神針(安定の象徴)」は43076ポイントだ。この数字を心に刻んでほしい。この水準を維持できれば、上昇トレンドは四半期線(44000ポイント)や月次線(45280ポイント)への挑戦も可能になる。もし「大反攻」の明確なサインを待っているなら、以下の2つの指標に注目せよ。

1. 日足MACDが赤(上昇)に転じる:これは波状攻撃の最も重要な確認サイン。 2. 有効なギャップ:ギャップが発生し、その後埋められない場合、底入れの強力なサインとなる。

さらに「123法則」も有効だ:1. 突破、2. 戻り、3. 攻撃。現在の台湾株式市場は、「高値切り下げ、安値切り下げ」という下降トレンドの慣性を打破する重要な局面にある。この123の反転が完了すれば、今週水曜日以降に強力な上昇が展開する可能性がある。現時点でのキーマーカーは「護国神山」こと台湾積電(TSMC、2330-TW)だ。2290元のサポートが維持され、月次線(約2410元)を再び上回れば、4月のような強力な底値反発を再現する可能性がある。

3大資金集中セクター:AIの次の波を狙う銘柄は?

大盤が地政学的リスクで「誤売却(錯殺)」されたとき、大口投資家や機関投資家の行動は一つだけ:「買い増し、さらに買い」だ。以下の、資金集中度の高い銘柄に注目すべきだ。

【外資の注目銘柄】至上、博智

・至上(8112-TW) 台湾最大のサムスン電子代理店。AIによる高級メモリ(HBM)やエンタープライズSSDの需要急増の直接受益者。メモリ価格の上昇が続く中、安定したサプライチェーンのトップシェアと巨額の在庫含み益が利益の防波堤となり、EPSの成長力は非常に強力だ。

・博智(8155-TW) 高級サーバー・産業用PCのPCB専業メーカー。NVIDIA(NVDA-US)の新プラットフォーム移行に伴い、多層基板の需要が急増し、マージンが持続的に上昇。基本的な業績の純度が非常に高く、AIサーバーハードウェア建設ラッシュの核心的受益銘柄。

【投信の買い増し銘柄】華星光、南電、聯亞、亞翔

・華星光(4979-TW) シリコンフォトニクス(CPO)技術の中核企業。データ伝送が銅線から光ファイバーに移行する中、光電インターフェースの全面的アップグレードの最有力候補。投信が積極的にポジションを築く理由は、800G高速光トランシーバーモジュールの爆発的成長に期待しているため。技術的障壁は非常に高い。

・南電(8046-TW) AI PCやサーバーのABF載板の面積・層数要件が倍増する中、最悪の局面は過去のもの。現在の低ベースラインと稼働率の回復が、投信が下半期の業績全面反転と利益回復のキーポイントと見なす理由だ。

・聯亞(3081-TW) 光通信上流のエピタキシャルウェーハ大手。グローバルクラウド企業の計算能力拡張により、高級レーザー光源の需要が急増。同社の独自優位性はリン化インジウム(InP)技術が圧倒的にリードしており、CPO分野への参入の「切符」となり、長期的な利益上昇が見込まれる。

・亞翔(6139-TW) 半導体の先進プロセス拡張と大型工事受注の恩恵を受ける。受注残高は歴史最高水準。利益成長の原動力は、クリーンルーム建設やエンジニアリング工事の高マージン。株価には非常に強い防衛力と攻撃的弾力性がある。

【大口の集中銘柄】華星光、波若威、健策、光聖、全新

・波若威(3163-TW) 光ファイバー受動部品のリーダー。AI計算センターの大量建設に伴い、光トランシーバーモジュールの周辺需要が爆発。大口が継続的に買い増す理由は、WDM(波長多重)技術がデータセンターのアップグレードラッシュで独占的優位を持つと期待されているため。収益の爆発力は十分。

・健策(3653-TW) ヒートスプレッダーとリードフレームの大手メーカー。AIチップの消費電力が極めて高く、放熱効率が勝敗を分ける。健策はILM(インテグレーテッドラッチメカニズム)や高級放熱プレートで特許と高い技術障壁を持ち、主要サーバーメーカーにとって不可欠な長期パートナー。

・光聖(6442-TW) 光通信コネクタのトップメーカー。売上高とEPSが連続で好業績を記録。大口が注目するのは、AIデータセンター配線での高い市場シェアと、高水準を維持するマージン。非常に強い収益爆発力を示しており、典型的な長期優良株。

・全新(2455-TW) 化合物半導体ガリウムヒ素エピタキシャルウェーハの大手。スマホ市場の回復に加え、光通信やLiDAR分野への進出で強力なニッチを確保。5GとAI応用の二つのエンジンが同時に進む中、堅固な利益防波堤を持ち、収益力が上昇中。

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出典:モーア投顧-アナリスト江国中

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  • 出典:PR Times
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