マイクロソフト、Meta、アマゾン、アップルの四つの兆ドル規模の時価総額を持つテック大手が、今週相次いで最新四半期の財務報告を発表します。2週間前にAlphabetが資本支出を2050億ドルに引き上げ、フリー・キャッシュフローが上場以来初めてマイナスに転じたことを受け、株価が発表後に大幅に下落した陰影の中、市場の注目は「利益成長率」から「AI投資が本当に成果を出しているか」へと完全に移行しています。マイクロソフトとMetaは水曜日(29日)に発表し、アマゾンとアップルは木曜日(30日)に続きます。

高盛とLSEGがまとめた予測によると、今年、世界の主要なクラウドサービスプロバイダー5社の資本支出の合計は7250億ドルを超え、2025年4120億ドルから約77%急増する見込みです。しかし、会計基準上、このうち年間約2110億ドルしか当期の損益計算書に減価償却費として計上されず、5000億ドル以上が長期資産として計上されます。

この「表面的な利益は好調だが、現金の流出が大きい」という歪んだ構造こそが、利益成長率が20%を超えていても株価が売られる原因です。一部のアナリストは、フリー・キャッシュフローの長期的な悪化に賭けることは、過去20年間で最も優れた資本配分を行ってきた企業が投資能力を失うと予想することに等しいと指摘しています。しかし、GPUの有効な商用寿命が2〜3年であり、経営陣が想定する5〜6年の減価償却期間より短い場合、2027年から2028年にかけて減価償却の波が早期に押し寄せ、回収期間が圧迫されるという、単なる「支出の多さ」以上の深刻なリスクがあります。

マイクロソフトの年間資本支出計画は約1900億ドルで、前四半期のフリー・キャッシュフローは257億ドルから158億ドルに低下しています。Azureの成長率が39%から40%の水準を維持できるかどうかが、1900億ドルの支出の正当性を決める鍵となります。アマゾンは約2000億ドルの支出により、過去1年間のフリー・キャッシュフローはわずか12億ドルにとどまっていますが、AWSの成長率が28%に回復し、未履行契約額が3600億ドルを超えることが、悲観論へのヘッジとして機能しています。

Metaは自社のクラウドサービスを持っていないため、営業利益率はピークから低下しており、AIが広告のARPU(1ユーザーあたりの平均収益)を押し上げられない場合、4社の中で評価の根拠が最も薄くなる可能性があります。

一方、アップルはほぼこの流れから外れており、四半期ごとに依然として巨額のフリー・キャッシュフローを生み出しています。真の変化点は、iPhoneの製品サイクルの長期化、中国市場の減速、そしてティム・クックCEOが執行役員として最後の決算発表を行うこと、およびトゥルス氏が後任として経営を引き継ぐという権力移譲のタイミングです。

しかし、需要面にはしっかりとした支えもあります。グーグル・クラウドの第2四半期の前年比成長率は82%、積み残し契約額は5140億ドルに達しています。マイクロソフトのビジネスRPO(契約残高)は6000億ドルを超え、アマゾンも3600億ドルを超えています。これらの数字は「供給が需要に追いついていない」ことを裏付けています。

一方、FactSetのデータによると、S&P 500指数の第2四半期の利益成長率は前年比24.7%と、2四半期連続で20%を超え、ハードルが高くなっています。

また、Bespokeの統計によると、第2四半期の決算で予想を下回った企業の株価は平均で4.2%下落しており、歴史的平均の2.9%を大きく上回っています。

今週の4件の決算の本当の注目点はEPS(1株当たり利益)ではなく、マイクロソフトの4.22ドル、Metaの7.23ドル、アマゾンの1.82ドル、アップルの1.89ドルといった数値ではなく、各社がRPO、Azure/AWSの成長率、Metaの広告AI変換率といった指標を使って、7250億ドルの支出に対する「後払い」の約束をどのように果たすかにあります。

FACT BOX ・ 要点整理

  • 出典:PR Times
  • 分類:ニュース
  • 関連組織:Alphabet / LSEG / FactSet
  • 原文内の日付:Q2
  • 製品・サービス:Azure / AWS