受動部品大手の国巨 *(2327-TW) と電源大手の台達電 (2308-TW) は、それぞれ明日と明後日に法話会を予定しているが、本日(28日)の台湾株式市場が2000ポイント以上下落する中、両社の株価は急落し、値下がり停止価格まで売られた。法話会前のポジティブな期待が一転、市場のリスク回避ムードが強まった結果である。

国巨は7月29日に法話会を開催予定で、第2四半期の利益や下半期の業績見通しに加え、AI需要、製品の納期と価格引き上げ、生産能力の状況などが投資家の注目ポイントとなる見込みだ。

第2四半期の売上高は444.56億台湾ドルと、単四半期として過去最高を記録。前四半期比16.5%増、前年同期比35.7%増となった。同社はマージンの改善も見込んでおり、5月の自己申告純利益は前年比で2倍に増加した。上半期の累計売上高は826.22億台湾ドルで、前年比29.4%増加している。

AI需要の強さや製品の価格引き上げといったポジティブ要因があるにもかかわらず、市場全体の下落に伴い、国巨の株価は本日、563台湾ドルの値下がり停止価格まで下落した。これは2か月ぶりの安値であり、半年線のサポートを試す水準。7月の高値1220台湾ドルからわずか1か月足らずで54%下落したことになる。

一方、台達電は29日に決算発表、30日に法話会を予定している。市場では利益が過去最高を更新するとの予想があるが、株価は弱含み。5月27日に2585台湾ドルの過去最高値をつけた後、2か月で約1000台湾ドル下落し、39%近い下げ幅となっている。

台達電の法話会では、AI需要の変化の有無、AI向け電源および冷却技術の最新進捗が注目される。また、コスト上昇の影響を受けたマージン動向や価格転嫁の方向性も、機関投資家が注視するポイントとなる。

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  • 出典:PR Times
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