米国とイランの間でここ数日、停戦状態が続いていますが、中東におけるミサイルや無人機の活動は完全には止まっていません。欧州宇宙機関の「セントinel-2」地球観測衛星の画像によると、先週末から今週初めにかけて、サウジアラビアの複数の主要エネルギー施設から濃厚な黒煙が立ち上っているのが確認されました。
27日(月曜日)に衛星が撮影した画像では、Saudi Aramcoのブガーッ石油処理施設が何らかの攻撃を受けた可能性が示されています。この施設は世界最大の石油安定化工場であり、1日あたり約700万バレルの処理能力を備えています。
さらに重要なのは、ブガーッ施設がサウジアラビアの東西を結ぶパイプラインの起点に位置している点です。このパイプラインは、ホルムズ海峡を迂回して原油を紅海へ輸送するための重要な代替ルートを提供しています。この施設は2019年にもイエメンの反政府武装グループ、フーシ派による攻撃を受け、サウジアラビアの石油生産量が半減したことがあります。
ブガーッ工場に加えて、サウジアラビアのハウィヤ天然ガス田でも月曜日に黒煙が確認されました。
先週末には、「セントinel-2」衛星が、サウジアラビアの紅海沿岸の港湾都市ジッザーンにある製油所の貯油タンクで火災が発生している様子を捉えました。
サウジアラビア国防省は月曜日、イラク国内のイラン寄り組織が発射した複数の無人機を撃墜したと発表しました。フーシ派もサウジアラビアの石油施設に対する攻撃を宣言しています。
フーシ派の報道官、葉海亜氏は、今回の行動はサウジアラビアの無人機がイエメンの領空に侵入したことに対する報復であると述べました。
先週、フーシ派は今回のの中東紛争に加わると発表し、紅海沿岸のサウジアラビアの港に対して航運封鎖を宣言しました。これに対してサウジアラビアは空爆で対応し、イエメンのフーシ派が拠点とするホデイダ港の軍事施設を攻撃。航路の安全を守ると誓約しています。
FACT BOX ・ 要点整理
- 出典:PR Times
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