先週末、台湾株式市場は史上最大の単日上昇を記録したが、夜間取引で千ポイント近く急落した。多くの投資家が「また崩盤するのでは?」と不安を抱いている。しかし、恐怖に支配されていては、市場の再編と資金の再配分というチャンスを逃す可能性がある。

8月の相場を占う上で最初に注目すべき指標は、米国10年国債利回りである。

利回りは、グローバル資金の資金調達コストを示す。利回りが上昇し続けると、資金は株式市場から債券市場へ流れ込みやすく、株式評価は圧迫されやすい。一方、利回りが下落し始めれば、市場のリスク許容度が改善する可能性が高く、特にテクノロジー株やAI関連銘柄が再び資金の注目を集めやすくなる。

8月の2大注目ポイント

① 米国国債利回りの下落

10年国債利回りが4.55%を下回れば、市場のプレッシャーが緩和され、リスク志向の改善が期待できる。

② 新台湾ドルの下落止まりと反発

新台湾ドルが再び強含みに転じれば、外国人投資家の資金流出圧力が軽減され、台湾株への資金還流の可能性が高まる。これは大型株やAI関連銘柄にとってポジティブな材料となる。

8月の最重要4大注目ポイント

一、41,610ポイント:第一の多空防衛ライン

この水準を維持できれば、短期的なボラティリティが高まっても、全体的な上昇トレンドは明確に崩れていない。押し目は、段階的にポジションを積み増す観察ゾーンと見なせる。

二、41,155ポイント:ギャップ下限のサポート

この水準を割り込む場合、市場の調整期間が長期化する可能性があり、運用スタイルはより慎重にするべきだ。新たな安定シグナルを待つべきである。

三、40,000ポイント:週足「三安値引き」の重要なサポート

8月から週足チャートは「三安値引き」のフェーズに入る。4万ポイントを数週間維持できれば、中期的なテクニカルサポートが強化され、市場の信頼回復にもつながる。

四、43,000ポイント:上昇トレンド再開の重要な関門

43,000ポイントを明確にブレイクアップできれば、中期的な上昇主導権が再び戻り、週足も再び強気に転じる可能性が高く、市場の活気もさらに高まるだろう。

8月の運用戦略:一気にV字回復を期待せず、「33戦略」を採用

以上から、8月の台湾株では「買った瞬間にV字上昇」を期待すべきではない。むしろ、一段ずつ着実に利益を積み上げる戦略が有効だ。筆者は「33戦略」を推奨する。つまり、一気に反発を期待せず、30%の利益を3回積み重ねることで、資産をほぼ倍増させる戦略である。以下は、ファンダメンタルズが堅調で注目すべき銘柄リストである。

【外国人投資家が注目】

雷科(6207-TW):受動部品の需要回復に恩恵を受け、収益が安定的に推移。

新盛力(4931-TW):エネルギー貯蔵システムと動力電池モジュール分野で独自のニッチを確立。長期成長見通しが明確。

聯鈞(3450-TW):シリコンフォトニクス(CPO)技術のリーダー。月次売上高と利益の爆発力が突出しており、長期成長余地は極めて大きい。

【投信が注目】

華星光(4979-TW)&聯亞(3081-TW):光通信分野の需要は剛性で、グローバルデータセンターとAIサーバーのアップグレードに伴い、受注見通しが非常に高い。

健策(3653-TW):放熱技術の優等生。ヒートスプレッダー製品の競争力が非常に高く、「三率三昇(売上高・利益率・ROEの上昇)」トレンドが明確。

【大口投資家が注目】

榮科(4989-TW)、亞電(4939-TW)、IET-KY(4971-TW)、蜜望實(8043-TW)。これらの銘柄は市況が大幅下落しても、保有株式が依然として集中しており、主力投資家が混乱を逆手に取って静かにポジションを築いていることが示唆される。

【三率三昇銘柄】

旺宏(2337-TW):メモリ市場の最悪期は終了。世界的な減産効果により価格が大幅に回復。DDR4の価格が強気で上昇しており、下半期の粗利益率と全体的な収益力が顕著に改善する見込み。

富世達(6805-TW):折りたたみ式端末のヒンジ軸受のグローバルリーダー。非常に高い特許壁を持つ。顧客の新製品発売とAIサーバー用液体冷却クイックコネクタモジュールの出荷増加により、売上成長力が強く、業界比で著しく優れた粗利益率を実現。

貿聯-KY(3665-TW):高級接続ソリューションの専門企業。AIサーバーの高伝送需要と産業業応用の拡大に深く恩恵を受ける。売上高が過去最高を更新し、「三率三昇」トレンドが確立。長期的な収益爆発力が極めて高い。

金像電(2368-TW):グローバルクラウドサーバーPCBのリーダー。高級AIサーバー向け基板の比率が継続的に上昇しており、製品構成が大幅に最適化され、収益成長性が非常に優れている。

波若威(3163-TW)と上詮(3363-TW):シリコンフォトニクスとCPOパッケージングの直接受益企業。高速光ファイバー接続とパッケージング技術を提供し、AIデータセンターの伝送速度向上に不可欠なコア技術を持つ。

台光電(2383-TW)と川湖(2059-TW):銅張積層板(CCL)と高級サーバーレールの絶対王者。川湖(2059-TW)はクラウド大手の次世代プラットフォーム向けに1万ラックの受注を獲得。両社はAIサーバー供給チェーンにおいて揺るぎない地位を持ち、確かな収益基盤を提供している。

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出典:モーア投顧-アナリスト 江国中

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  • 出典:PR Times
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