韓国銀行が13年以上の空白期間を経て、再び黄金の購入を開始しました。これは、長年にわたり政治的圧力から黄金購入を控えてきた同中央銀行が、戦略的に転換したことを象徴しています。同国は現在、中長期的に外貨準備における黄金の比率を引き上げる方針を明らかにしており、国内の黄金供給業者を通じた輸出用黄金の新たな調達ルートの構築も進めています。
また、韓国銀行は米国の黄金連動上場投資信託(ETF)への投資も開始しています。ただし、外貨準備統計上ではETFは有価証券として分類され、実物黄金とは別管理となります。
今回の購入再開により、2013年2月以降続いていた13年間の購入休止期間が正式に終了しました。韓国銀行の外貨準備管理部門責任者である鄭熙燮(チョン・ヒソプ)氏は、地政学的リスクの高まりにより市場が黄金の避险機能に注目していること、また金価格が高値から調整されたことで購入の価格的負担が軽減されたことから、保有量の拡大が必要と判断したと説明しています。
現在、韓国銀行が保有する黄金は104.4トンで、世界黄金協会が追跡する100カ国中40位に位置しています。しかし、外貨準備に占める黄金の比率はわずか3.5%にとどまり、100カ国中98位という低位にあり、韓国の外貨準備総額が世界第13位という規模に比べて著しく低い水準です。
この戦略転換は、世界的な中央銀行による黄金購入のトレンドと一致しています。特に米国の金融制裁リスクが高まる中、各国は米ドル資産への依存度を低下させるために黄金準備を拡大しています。
世界黄金協会のデータによると、2024年初めから7月末までの間に、ポーランド中央銀行が255.2トンを購入し、世界最多となりました。次いで中国が96.1トンを購入しています。また、米国(8,134トン)、ドイツ(3,350トン)、イタリア(2,452トン)、フランス(2,437トン)が世界トップ4の保有国です。米国債を減らしている中国とロシアは、それぞれ2,332トン、2,292トンを保有し、第5位と第6位に位置しています。
同協会が74の中央銀行を対象に行った調査では、45%(33カ国)が今後1年以内に黄金準備を増やす計画があり、60カ国が今後5年間で保有量が増加すると予測しています。韓国の動きは、こうしたグローバルな潮流に完全に合致していると言えます。
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- 出典:PR Times
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