全球銅価が強気に上昇し、ロンドン金属取引所(LME)の銅価格は火曜日(4日)に1トンあたり14,000ドルの壁を突破し、2か月ぶりの最高値に到達しました。盤中は一時14,115ドルまで上昇しました。この上昇は、米国の輸入関税政策への期待、世界的な在庫の逼迫、そして中東外交情勢の進展が主な要因です。
水曜日のアジア時間帯でも銅価は高値圏で推移しており、市場はトランプ大統領による精錬銅の輸入関税に関する決定を注視しています。ニューヨーク商品取引所(COMEX)の価格がLMEに対してプレミアムを形成しているため、関税導入前に貿易業者が金属を米国に大量に輸送しています。
IHS Markitの船舶データによると、7月には20万トン以上の銅が米国港に到着し、2014年以来最大の単月輸入量を記録しました。この結果、米国の倉庫在庫は急増していますが、他の地域の供給が逼迫する構図となっています。年初からのニューヨーク取引所の銅価格は17%以上上昇しています。
米国在庫の豊富さとは対照的に、LMEの在庫は5か月ぶりの低水準にまで低下しており、利用可能在庫は約94,200トンにとどまり、これは世界の1日分の消費量に相当します。さらに、市場は「現物プレミアム」の状態にあり、即納契約が3か月先物契約を1トンあたり105ドル上回っており、短期的な供給の極度の逼迫を示しています。中国の加工業者が今年「随時購入・随時使用」の戦略を採用したことも、世界的な在庫水準をさらに押し下げています。
マクロ経済面では、中東外交の前向きな兆しがリスク資産の需要を高めています。トランプ大統領はイランとの交渉が順調に進んでいると発言しており、市場はホルムズ海峡の再開を予想しています。これはインフレ懸念の緩和につながり、連邦準備制度理事会(FRB)の利上げ路線の見直しを投資家が検討する要因となっています。
ドル安の流れを背景に、銅に加えて亜鉛、アルミニウム、ニッケルなどの基本金属もまとめて上昇しています。特に亜鉛価格は4年ぶりの高値を更新しています。
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- 出典:PR Times
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