士電(1503-TW)の総経理、郭約瑟氏は本日(5日)、現在のグローバルAIDC産業チェーンの需要が非常に強まっていると指摘した。テクノロジー企業が積極的に工場を拡張している状況を踏まえ、今後5年間は需要が落ち込むことはないと見通している。また、需要の高まりにより変圧器の供給が逼迫しているが、郭氏は士電が事前に調達を進めていたため、納期には影響がないと述べた。
郭氏は、現時点での変圧器需要は衰えておらず、AIDC需要の拡大、テクノロジー企業の工場増設、そして台湾電力の強靭な電力網計画など、多方面からの需要が存在すると説明した。これらの要因により、今後5年間の需要は確実に維持されると強調した。
変圧器の供給不足については、郭氏が詳細を説明した。現在、特に不足しているのは変圧器のキーコンポーネントであり、関連サプライヤーは生産能力の拡張を進めている。来年にはサプライチェーンの生産量が徐々に増加すると見込まれるが、需要が依然として高止まりしている場合、需給ギャップが継続する可能性があると指摘した。
こうした状況下、士電は製品の標準化を進めるとともに、事前調達によって適切な在庫を確保することで、短期的な部品不足に対応している。郭氏は、同社が注文量を事前に調整し、予約購入を実施したことで、現在の納期は約80週間で安定していると述べた。
AIサーバーやGPUの消費電力が増加する中、AIDCにおける電源供給方式としてHVDC(高圧直流電源)が注目されている。このトレンドについて、郭氏は、現時点では±400Vが業界の主流であるとしながらも、今後は800Vへと進化していくと予測した。400Vでも800Vでも、重電メーカーが既存の配電設備や電力用変圧器を活用でき、構造的な大改造は不要であるため、重電産業にとっては参入のチャンスになると語った。
さらに郭氏は、重電メーカーが直接電源を供給し、HVDCシステム内で電圧変換を行うため、変圧器自体の構造変更は必要なく、パラメータの調整だけで対応可能だと説明した。長年にわたり変圧器技術に注力してきた重電メーカーにとっては、パラメータ調整のノウハウを活かしてAIDC向けHVDC需要に対応できると強調した。
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- 出典:PR Times
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