外電は木曜日(4日)に、国際銅価格が2か月ぶりの最高水準に上昇したと報じました。ロンドン市場では一時、1トンあたり1.4万ドルに達しました。トレーダーたちは、米国の銅在庫が大幅に増加していることや、トランプ米大統領が輸入銅への関税課徴について決定を下す予定であることに注目しています。
ロンドン金属取引所(LME)の銅先物は2営業日連続で上昇し、先月の3%以上の上昇を継続しています。IHS Markitが2014年以降に収集した船積みデータによると、今年7月には20万トンを超える銅が米国の港に到着しており、記録上最大の単月輸入量となっています。
米国への大量の銅流入は、米国の倉庫や港湾における銅在庫の積み上がりを促進しており、同時に他の地域の買い手の供給を圧迫しています。
米国が精錬銅に追加関税を課すかどうかは依然不透明ですが、米国への銅流入は続いているままです。米商務省は6月30日までに関税に関する勧告報告を提出する予定でしたが、いまだ最終決定は公表されていません。米国の銅価格がLME価格を上回っているため、裁定取引(アービトラージ)としての利益が確保できる状況が続いています。
一方、LMEの倉庫システムにおける銅在庫は5か月ぶりの低水準にまで低下しています。トレーダーらによれば、一部の銅は中国に運ばれており、現地の供給不足を緩和する役割を果たしています。中国の銅加工企業は今年、『ハンド・トゥ・マウス(即買即用)』の調達戦略を採用しており、全体の在庫水準は低く抑えられています。
今年に入ってからの銅価格は累計で約12%上昇しており、年初には過去最高値を記録しました。銅価格の上昇は、米国の貿易政策への期待に加え、エネルギー転換やAIインフラ建設による世界的な需要見通しの強さが支えています。また、新たな銅鉱山の発見が難しくなっており、開発コストも上昇し続けています。
最新の兆候として、LMEの銅市場では供給が tighten しつつあることが示されています。銅価格の逆ざや(バックワーダーション)がさらに拡大しており、短期的な供給逼迫を反映しています。即納契約は3か月先物契約を1トンあたり99.5ドル上回っており、これは1週間前の約30ドルから大きく拡大した水準です。また、今年1月以来の最大の逆ざや幅となっています。
FACT BOX ・ 要点整理
- 出典:PR Times
- 分類:ニュース
- 関連組織:IHS Markit / ロンドン金属取引所 / LME