ソフトバンクグループ(SoftBank Group)は木曜日(6日)、2025年6月30日までの第1四半期の財務報告を発表し、その業績が市場予想を大きく上回ったことを明らかにしました。当期の親会社帰属純利益は3,473.3億円(約22億ドル)となり、前年同期比で約17.7%減少したものの、ブルームバーグやLSEGのアナリスト予想(1,202億円~1,658億円)のほぼ2倍に達しました。また、純売上高は前年比10.9%増の2.02兆円となりました。
本四半期の好業績の主な要因は、半導体大手インテル(INTC-US)に対する戦略的投資でした。ソフトバンクは2025年中旬に約20億ドルを投じてインテルの株式2%を取得しました。その後、インテルが事業転換に成功し、アップル(AAPL-US)から製造委託の注文を獲得したことで、同社の株価は四半期内に200%以上上昇しました。この結果、単一銘柄による投資収益として1.33兆円という巨額の含み益を計上しました。
加えて、ビジョンファンド(Vision Fund)も4,601億円の利益を記録しました。これは、字節跳動(ByteDance)の評価額上昇が、PayPayなど他のポートフォリオ企業の損失を相殺したためです。
一方で、ソフトバンクは事業拡大に伴う運営コストの増加にも直面しています。OpenAI株式取得のためのブリッジローンにより、財務費用が前年比で倍増しました。また、傘下のチップ設計企業であるArmやGraphcoreの研究開発費の増加により、AIコンピューティング部門の赤字は2,008億円に拡大しました。
こうした状況の中でも、CEOの孫正義氏はAIの将来性に対して強い楽観を示しています。彼はAI革命を「インターネット革命の50倍の規模」と位置づけており、今後の大きな転換点と捉えています。現在、ソフトバンクのOpenAIに対する累計投資額は44.6億ドルに達しており、将来的には保有株式の価値を600億ドル以上に引き上げる計画です。
FACT BOX ・ 要点整理
- 出典:PR Times
- 分類:ニュース
- 関連組織:インテル / Apple / PayPay
- 製品・サービス:ビジョンファンド / AIインフラ投資