中国国家外貨管理局と中国人民銀行が公表した最新のデータによると、2026年7月末時点で、中国の金準備は21か月連続で増加しています。

データによれば、7月末の金準備は6月末の7,544万オンスから7,608万オンスへと増加しました。7月単月での増加規模は64万オンス(約20トン)に達し、これは2022年以降の増加傾向をさらに強めるものであり、2023年10月以来最大の単月増加量です。7月末時点での中国の金準備の帳簿価額は3,063.5億ドルに達しています。

各国中央銀行が金に対して高い関心を示している背景には、地政学的リスクへのヘッジと準備資産の多様化というニーズがあります。世界金銀協会(WGC)は、2026年第2四半期の中央銀行による金購入需要が強く反発し、289トンに達したと指摘しています。また、中国人民銀行は最近、香港に金準備を積極的に蓄積しており、同地域を金取引のハブとして発展させることを支援しています。同時に、ロンドンに保管されていた一部の準備を国内へ戻す動きも進めています。

中国人民銀行のデータ公表を受け、現物金価格は1.8%上昇し、一時的に1オンスあたり4,316ドルを突破しました。これは6月中旬以来の最高値です。

これ以前、米国のインフレ指標が鈍化したことを受け、連邦準備制度理事会(FRB)の利上げ観測が和らいだことから、金価格は7月に4か月ぶりの上昇となり、月間で約0.84%上昇しました。

専門家は、短期的には各国中央銀行が金価格の変動に応じて購入ペースを戦術的に調整する可能性があるものの、準備資産の多様化は今後も長期的な戦略的重心であり続けると予測しています。

FACT BOX ・ 要点整理

  • 出典:PR Times
  • 分類:ニュース