中鋼 (2002-TW) は本日(7日)、9月の販売価格を決定する会議を開催した。国際鋼価が約2か月間にわたり下落した後、ようやく底堅さが確認され、下流の在庫も徐々に健全な水準へ調整されている。このため、市場は補庫需要の回復に向けて動き出す可能性が高いと予想されている。こうした背景を受け、中鋼は9月の月間販売価格をすべて据え置きとすることを決定した。これにより、下流企業とともに鋼鉄市場の調整局面を乗り越え、新たな受注獲得のチャンスを共に掴んでいく考えだ。
総合経済情勢を見ると、米国経済は粘り強い成長を維持しており、緩やかな拡大を続けている。一方、欧州ではエネルギーコストが依然として高く、製造業の需要を圧迫している。中国大陸は不動産市場の低迷と産業構造の転換によって、鉄鋼需要の回復が鈍っている。台湾ではハイテク産業が特に好調で、輸出も順調に推移しているが、伝統産業の最終需要はおおむね平坦な状態にある。
鉄鋼市場においては、中東の紛争が繰り返し発生しており、原油価格は高値圏で変動している。国際的な鉄鉱石価格は1トンあたり90~100ドルの範囲で推移しており、冶金用石炭価格は210~220ドル前後で横ばいとなっている。これらの要因により、製鉄原価は高水準で推移している。
中鋼によれば、米国と欧州の鋼価は貿易障壁の影響で高止まりしている。米国の熱延鋼板は価格上昇を続けており、1トンあたり1,300ドルを突破した。欧州の熱延鋼板は1トン810ドル前後で安定している。中国の鉄鋼メーカーは利益率改善のため生産量を削減し続けており、これにより供給側の収縮が進んでいる。ベトナムのホアファとハティン製鉄所の熱延鋼板価格は、小幅に15~16ドル引き下げられたが、その下落幅は縮小傾向にある。国際鋼価が徐々に底堅さを見せ始めていることから、在庫補充のタイミングが近づいていると判断される。
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- 出典:PR Times
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