布料メーカー各社の7月売上高が相次いで発表された。冠星-KY(4439-TW)は売上高8.13億台湾ドルを記録し、前年比32.6%増と、過去最高の同期実績を達成した。一方、竣邦KY(4442-TW)は1.35億台湾ドルの売上高をあげ、こちらも過去2番目の高水準で、前年比77%の大幅な成長を遂げた。両社とも第3四半期および下半期の業績について楽観的な見通しを示している。

冠星の1~7月累計売上高は49.59億台湾ドルで、過去2番目の高水準ながら、前年比14.54%の伸びを記録している。同社は、ベトナムでの生産能力が本格的に稼働してきたことに加え、既存顧客からの出荷が好調に推移していると説明。さらに、米系新規顧客であるAEOやOld Navyからの発注が順調に増加しているほか、アディダス、GAP、プーマといった主要顧客の今年の注文も好調だと述べている。このため、第3四半期の売上高は堅調に推移すると予想している。

冠星によると、現在、ベトナムおよびカンボジアの自社生産拠点ではほぼフル操業状態が続いているという。来年の顧客需要に対応するため、下半期の資本支出はベトナム工場の生産能力向上と投産効果の最大化に重点を置くとしている。

一方、竣邦の1~7月累計売上高は11.4億台湾ドルで、これも過去2番目の高水準を記録し、前年比22%の伸びを見せている。同社は、スポーツ分野の主力ブランド顧客によるコアシリーズ製品の注文出荷が本格化したことに加え、他のスポーツブランドやアウトドア分野の主要顧客からの注文も成長を続けていると説明。このため、伝統的な淡季である7月でも売上高が大きく前年を上回ったと分析している。

竣邦はさらに、季節性商品と比べて、コア製品はブランドが長期的かつ安定的に販売する重要な製品ラインであり、注文規模が大きく、ライフサイクルが長く、リピート発注率が高い特性を持っていると指摘。これにより、同社の注文見通しと売上安定性が高まると強調している。

今後の見通しとして、竣邦はコア注文の効果が段階的に発現し、量産体制へと移行していくことに加え、ベトナムでの新たな生産能力の整備も進んでいくと述べている。これらの効果は下半期から順次顕在化し、その後の年度にも継続する可能性があるとしており、中長期的な業績成長の重要な原動力になると期待している。

FACT BOX ・ 要点整理

  • 出典:PR Times
  • 分類:ニュース
  • 関連組織:AEO / Old Navy / Adidas