合成ゴムメーカーの台橡(2103-TW)は、中国の新工場が本格的に量産を開始したこと、原材料コストの負担が軽減されたこと、製品価格の引き上げ、およびマージンの改善により、2023年上半期の税後純利益が18.67億元に達しました。これは前年同期比で613%の増加となり、過去5年間で最高の利益を記録しました。1株利益(EPS)は2.26元です。この好決算を受けて、台橡の株価は7日、取引開始と同時にストップ高まで跳ね上がり、25元でスタートしました。外資が3営業日連続で買い越し、主力株主のポジティブな姿勢が支えとなり、補欠上昇と業績相場が重なりました。

台橡の2023年上半期の営業利益率は17.01%で、前年同期比7ポイント上昇しました。営業利益率は11.09%で、前年比8.33ポイント上昇しています。これは中国の新工場が本格的に稼働し、グリーンタイヤなどの高付加価値製品の出荷が増加したことが背景にあります。そのため、短期的な買い需要が高まっています。

アナリストによると、上半期には中東情勢の緊迫により、イランがホルムズ海峡を封鎖したことを受け、一時的に原油価格が大きく上昇し、それに伴ってブタジエン価格も上昇しました。これにより合成ゴムの製造コストが急速に上昇し、価格設定メカニズムが「四半期ごとの価格提示」から「月次価格提示」に変更されました。これにより、業者はコスト上昇を価格に反映できるようになり、物流コストの上昇も相まって、台橡の収益余地が広がりました。

台橡の製品にはSBR、BR、SISなどがあり、タイヤ、靴材、医療用材料、工業材料などに使用されています。そのうち、タイヤ用ゴムが最大の収益源です。近年、同社は高性能タイヤや医療用材料など、高付加価値製品の比率を高める取り組みを積極的に行っており、事業の転換を図っています。

FACT BOX ・ 要点整理

  • 出典:PR Times
  • 分類:ニュース
  • 製品・サービス:SBR / BR