アメリカ労働統計局(BLS)は金曜日(7日)に最新の非農業部門雇用統計を発表した。それによると、7月の非農業部門雇用者数は前月比2.3万人の減少となり、市場予想の8.5万人増加を大きく下回った。前月の数値も2.0万人増に下方修正され、労働市場の明確な減速が示された。

また、7月の失業率は4.1%と、市場予想および前月の4.2%を下回る結果となった。ただし、この低下は労働参加率が61.4%に低下(前月61.5%)したことが一因であり、求職活動を諦めた人々が含まれている可能性がある。

賃金面では、平均時給の前年同月比上昇率が3.2%と、予想の3.5%、前月の3.4%を下回った。月間上昇率も0.1%にとどまり、予想の0.3%を大きく割り込んだ。これはインフレ鈍化の兆しとして市場がポジティブに受け取った。

データ発表後、主要株価指数先物は急騰した。ナスダック100先物は0.79%上昇、S&P500先物は0.39%、ダウ先物は0.27%それぞれ上昇した。一方、米国10年物国債利回りは4.29ベーシスポイント低下し、4.627%で推移している。

7月の非農業部門雇用統計の主な数値は以下の通り。

- 非農業部門雇用者数:-2.3万人(予想+8.5万人、前月+2.0万人) - 失業率:4.1%(予想4.2%、前月4.2%) - 平均週間労働時間:34.3時間(予想・前月とも34.3時間) - 平均時給(前年比):+3.2%(予想+3.5%、前月+3.4%) - 平均時給(前月比):+0.1%(予想+0.3%、前月+0.3%) - 労働参加率:61.4%(前月61.5%

市場関係者は、このデータを受けてFRBの利上げ見送りの可能性が高まったと判断。連邦基金金利先物市場では、9月の利上げ確率が10%未満に低下した。

今後の注目は、インフレ指標の動向と、FRBの声明内容となる。労働市場の弱さが持続すれば、2023年内の利上げ終了と、2024年初頭の利下げ開始が市場のコンセンサスとなりつつある。

引き続き更新予定。

FACT BOX ・ 要点整理

  • 出典:PR Times
  • 分類:調査
  • 関連組織:アメリカ労働統計局 (BLS)