華擎(3515-TW)傘下のサーバー大手、永擎(7711-TW)は、高収益のASICと汎用サーバーの出荷が好調だったことから、第2四半期の1株当たり純利益が9.76元となり、単四半期として過去最高を記録した。この結果を受け、今週の株価は強含みとなり、金曜日の終値は375.0元と前日比13.5元上昇し、直近6取引日で累計35.14%、週間上昇率は28.21%となった。

永擎の第2四半期の財務データは非常に好調で、単四半期の税後純益は6.85億元に達し、前四半期比で26.9%、前年同期比では234%の大幅増加となった。また、営業利益率は18.94%まで上昇し、前四半期比で6.55ポイント改善した。上半期の連結売上高は157.12億元で前年同期比44.5%増、税後純益は12.24億元、1株当たり純利益は17.44元となり、上半期だけで1株式以上の利益を上げたほか、過去の年間利益記録をすべて上回った。

製品ラインの状況について、永擎の高収益製品であるASIC専用マザーボードは第2四半期から徐々に出荷量が増加している。また、汎用サーバーは人工知能推論需要の高まりを受けて好調で、顧客からの輝達RTX Proシリーズの引き取りが顕著に増加している。これにより、全体の収益構造が大幅に改善されている。ただし、一部の部品調達が遅れたことで、第2四半期の一部注文が繰り延べられたものの、需要自体は明確に存在している。

今後の見通しと業界の動向について、永擎は上下期の売上比率を4対6で維持する方針を堅持している。下期の主力機種は輝達のB300とGB300プラットフォームとなり、それに加えて日系データセンター向けのB200新規注文も順次納入していく。次世代Veraプラットフォームについては来年に貢献が見込まれており、サーバー注文の可視性は来年前半まで明確に確保されている。

業界地図において、永擎の既存汎用サーバー顧客は今年から人工知能サーバーの導入を拡大しており、顧客基盤は東北アジア、東南アジア、米国市場にまで広がっている。高収益製品の比率上昇とサプライチェーンの連携改善により、下期の出荷量は大幅に拡大し、四半期ごとの業績も着実に上昇すると見込まれる。全年を通じて、業績と利益は目標を上回る成果を上げることが期待されている。

FACT BOX ・ 要点整理

  • 出典:PR Times
  • 分類:財務
  • 関連組織:NVIDIA
  • 製品・サービス:ASICサーバー / 汎用サーバー