中国A株市場は月曜日(10日)、いわゆる「人形ロボット第一股」とされる宇樹科技の新規株式公開(IPO)に向けたネット申込と機関投資家向け申込を正式に開始した。複数の証券会社が試算したところ、中籤率は0.02%0.03%の範囲にとどまる見通しで、長鑫科技の0.47%を大きく下回る水準となる見込みだ。

宇樹科技は先週、1株あたり150.8元(人民元、以下同)で発行価格を確定した。これにより時価総額は約609.93億元に達する。今回の公募では4,044.64万株を発行し、発行後総株式の10%に相当する。調達見込額は約60.99億元となる。

宇樹科技は3月20日にIPO申請が受理されてから8月10日の正式申込まで、5か月未満という異例のスピードを記録し、2024年における最速IPO審査記録を達成した。

先週金曜日(7日)のオンライン説明会で、宇樹科技の王興興董事長(兼CEO・CTO)は、同社が2023年にすでに人形ロボットの出荷台数で世界一を達成したと明らかにした。しかし、「現時点の成果はあくまで出発点にすぎない」と述べ、具身知能(embodied intelligence)産業全体がまだ発展の初期段階にあり、「かつての家庭用コンピュータの黎明期に似ている」と分析した。

王興興氏はまた、今後も「具身大規模モデル」「シーンデータの収集と分析」「強化学習」「コア部品の自社開発」など、ソフトウェアとハードウェアの両面にわたるキーテクノロジーの研究開発を継続すると強調した。

FACT BOX ・ 要点整理

  • 出典:PR Times
  • 分類:資金調達
  • 製品・サービス:人形ロボット / 具身知能プラットフォーム