アメリカの半導体大手インテル (Intel)(INTC-US) は月曜日 (10日) 、株式発行を通じて150億ドルを調達する計画を発表しました。今年の株価大幅上昇を背景に、高コストとなるウエハー受託生産事業の拡大に必要な資金を確保する狙いです。

インテルはかつて全球半導体産業をリードしていた企業ですが、現在は新工場や先進パッケージング技術に巨額投資を行い、台積電 (TSM-US)(2330-TW) などの市場リーダーに追いつくことを目指しています。先進プロセスの生産能力を構築するには莫大な資本が必要であり、今回の株式発行は同社の事業転換と生産拡大に財務的余地をもたらします。

株式発行による既存株主の持ち株比率や一株当たり利益の希薄化を懸念する声があり、インテルの株価は発表当日の前場で3%以上下落しました。しかし、投資家が同社の再建と転換の進捗に期待を寄せていることから、今年に入って以来、株価は倍以上に上昇しており、多くの同業他社を上回る好調なパフォーマンスを示しています。この高値圏での株価を活用することで、資金調達の好機と捉えています。

発行スケジュールによると、インテルは引受証券会社に対して30日間のオプションを付与しており、発行価格から引受ディスカウントを差し引いた価格で、最大22.5億ドル相当の追加株式を購入できる権利を提供します。このオプションがすべて行使された場合、調達総額は最大172.5億ドルに達します。

今回の株式発行の共同主幹事には、モルガン・スタンレー・セキュリティーズ、JPモルガン・セキュリティーズ、ゴールドマン・サックス、シティグループ・グローバル・マーケッツが任命されています。

FACT BOX ・ 要点整理

  • 出典:PR Times
  • 分類:資金調達
  • 関連組織:モルガン・スタンレー / JPモルガン / ゴールドマン・サックス
  • 原文内の日付30日間のオプション期間
  • 製品・サービス:ファウンドリサービス / 先進パッケージング技術