インテル(Intel Corporation)(INTC-US)は月曜日の夜、当初予定していた150億ドルの株式発行を200億ドルに拡大すると発表した。この半導体メーカーは、最近の株価上昇を背景に資金を調達し、製造能力の拡張を図る。

インテルによると、今回の株式発行価格は1株あたり95ドルで、前週金曜日の発表前の終値と比べて6.5%の割引となっている。同社は、この発行により約197億ドルの資金を調達する見込みで、これは企業の一般的な用途に充てられるという。

かつて世界の半導体業界をリードしていたインテルは、現在、新工場の建設と先進パッケージング技術の強化に巨額投資を行い、台積電(TSM-US)(2330-TW)などの業界トップに挑戦しようとしている。

株式発行による既存株主の希薄化や一株当たり利益の減少への懸念から、インテルの株価は月曜日に4%下落し、1株あたり97.52ドルで取引を終えた。しかし、その後の時間外取引では0.8%上昇した。

この日の下落にもかかわらず、年初から月曜日の終値までの株価は2倍に上昇しており、AMD(AMD-US)、NVIDIA(NVDA-US)、そして年初来で約75%上昇したフィラデルフィア半導体指数を上回っている。

複数のアナリストは、インテルの株価が大幅に上昇したことで、設備投資のための資金調達が容易になったと指摘している。

AIエージェントの発展に伴い、中央処理装置(CPU)の需要が急速に増加しており、すでにインテルの生産能力を上回っている。このため、インテルは7月に今年の資本支出見通しを180億ドルから200億ドルに上方修正した。

インテルは、2028年に14Aプロセスを用いてチップを大量生産する計画を表明している。同社は以前、大手外部顧客を獲得できなければ、この先進プロセス技術の開発を中止する可能性があると警告していた。

現在、テスラ(TSLA-US)がインテルの14Aプロセスの顧客となっており、トランプ元大統領がアップル(AAPL-US)がインテル製プロセッサを採用すると発言したことで、インテルがもう一つの象徴的な顧客を獲得する可能性が高まっている。ただし、インテルとアップルの両社はこの報道を確認していない。

FACT BOX ・ 要点整理

  • 出典:PR Times
  • 分類:資金調達
  • 製品・サービス:CPU / 先進パッケージング技術