港股のAI関連銘柄である智譜は、本日(13日)の早盤取引で6%を超える上昇となり、株価は一時1297香港ドルまで達した。これは、MSCIが昨日発表した指数構成銘柄の四半期レビュー結果において、智譜を含む33銘柄がMSCI中国指数に新規採用されたためである。新規採用銘柄のうち、港股では智譜と建滔グループの2社のみであり、その他は芯源微、風華高科、大族激光など31のA株銘柄が含まれている。一方で、協鑫科技、金力永磁、智飛生物など32銘柄が指数から除外された。これらの変更は、8月31日の取引終了後に発効される予定だ。
MSCI中国指数はMSCI新興市場指数およびMSCIグローバル標準指数シリーズに組み入れられていることから、本指数への採用は、世界中のETFやパッシブファンドによる自動追従投資を意味する。そのため、発効日の終値に向けて海外資金による集中買入れが予想される。今回の新興市場指数への新規追加銘柄の時価総額上位3社は、智譜、南亞科、鼎泰高科となっている。
ファンダメンタル面では、大和証券が近日中に智譜に対して初回の「買い」投資判断を出し、目標株価を1500香港ドルとした。同証券は、智譜の技術革新が着実に収益に転化していると評価しており、先月のクラウド事業における年間経常収益(ARR)が10億米ドルに達したことを強調。これは当初の目標より5か月早い達成である。また、グループ全体の売上高は、昨年の7.24億元人民幣から2029年には475億元人民幣に達する見込みで、年平均成長率は185%に上ると予測している。さらに、2029年には売上総利益率が40%まで回復し、黒字化するとも見込んでいる。
市場の解釈によれば、智譜のMSCI指数採用に加え、MaaS(Model as a Service)の商業化が加速していることで、港股のAI基盤モデル関連銘柄にインデックス連動型の資金配分のアンカーが生まれた。ただし、短期的には株価が一部の期待感をすでに織り込んでいるため、今後の展開は、トークン消費量の増加、企業顧客の継続率、および中国国産チップとの適合進捗に注目が集まる。8月31日の発効日まで、パッシブ資金の流れと北水(中国本土からの資金)の態度が短期的な市場動向の観察ポイントとなるだろう。
FACT BOX ・ 要点整理
- 出典:PR Times
- 分類:ニュース
- 製品・サービス:大規模言語モデル(LLM) / Model as a Service(MaaS)