『バロンズ』誌は、市場に一つの傾向が現れていると報じている。それは、半導体やネットワーク設備株が上昇するとき、ソフトウェア株は下落するという現象だ。この動きは12日(水)にも再現され、AI相場が再び活発化する中、Palantir(PLTR-US)とマイクロソフト(MSFT-US)がS&P500指数で最もパフォーマンスの悪い銘柄の一つとなった。
Palantirの株価は2.2%下落し、マイクロソフトは2.3%下落した。Salesforce(CRM-US)、ServiceNow(NOW-US)、Workday(WDAY-US)など他のソフトウェア株も軒並み下落した。
一方で、半導体や光ファイバーネットワーク設備メーカーの株価は上昇した。強力な企業決算が相次ぎ、AI需要が依然として旺盛であることが示されたことで、関連セクターがさらに押し上げられたのである。
ソフトウェア株と半導体株が異なる値動きを示す背景には、投資家が両産業のAI発展における役割に対する認識の違いがある。
大規模言語モデル(LLM)は半導体による計算能力を必要とし、データセンターの大幅な拡張は光ファイバーケーブルやその他のネットワーク設備の需要を押し上げている。
一方で、市場はAIがソフトウェア産業に大きな破壊をもたらすと予想している。急速に進化する「雰囲気プログラミング(vibe coding)」ツールにより、既存のソフトウェア製品の一部が市場から徐々に排除される可能性があるからだ。
ただし、この市場動向は双方向的でもある。半導体株の評価が高すぎるとの懸念から、過去3か月間でPalantirとマイクロソフトの株価はそれぞれ32%、22%上昇している。
FACT BOX ・ 要点整理
- 出典:PR Times
- 分類:ニュース
- 関連組織:Palantir / マイクロソフト / Salesforce
- 製品・サービス:大型言語モデル(LLM) / AI開発ツール