任天堂(Nintendo)の株価は金曜日(14日)、東京市場で7%上昇して取引を終えた。理由は、Switch 2の独占タイトルである新作ゲーム『ポケモンポコピア』の全世界販売本数が500万本を突破したことで、ゲームソフトとハードの販売見通しに対する市場の信頼が高まったためだ。

任天堂は木曜日に、『ポケモンポコピア』が3月5日の発売から約4か月で販売本数500万本を突破したと発表した。これはSwitch 2のソフトとして、『マリオカートワールド』に次ぐ販売本数で、『ドンキーコング バナナパワーアップ』を上回った。

『ポケモンポコピア』はポケモンシリーズの正統な続編ではなく、発売前は大型タイトルとは見なされていなかった。しかし、ポケモンのキャラクターや世界観に加え、『あつまれ どうぶつの森』のような温かい生活シミュレーション要素を取り入れたことで、市場の反応が予想を大きく上回った。任天堂は、新規プレイヤーの獲得と既存プレイヤーの継続的な参加を促すために、追加コンテンツやアップデートの提供も発表している。

本作はSwitch 2の独占ソフトであるため、アナリストはソフトの好調な販売がハード本体の需要をさらに押し上げると予測している。東洋証券の安田秀樹アナリストは、このゲームの人気がSwitch 2の販売を支えると指摘。また、ロイターが報じた任天堂のインドネシアでのSwitchシリーズ販売計画も、グローバル市場展開を後押しすると述べた。

任天堂の株価は金曜日に一時、7.5%上昇し、8,945円まで達した。これは昨年11月以来、最長の週間連騰となる可能性があり、3週連続の上昇が見込まれている。相澤証券のファンドマネージャー、三井郁男氏は、主要タイトルの販売が安定していることを踏まえ、任天堂の株価が1万円を超えるのは驚きではないと語った。

任天堂は今年、メモリ価格の上昇やSwitch 2の価格引き上げ、ハード販売の減少といった懸念に直面していた。今年6月までの四半期において、Switch 2の販売台数は382万台で、前年比34.4%の減少となった。また、2027年3月までの会計年度の販売予想は1,650万台と、前年度を下回る見通しだ。

しかし、任天堂の第1四半期決算は市場予想を上回り、コスト上昇による利益圧迫への懸念が徐々に和らいできた。この1か月間で株価は26%以上反発している。今年に入ってからは依然として16%以上下落しているものの、アナリストは市場の懸念が後退し、『ゼルダの伝説:時のオカリナ』のリメイク版や2本の新ポケモンタイトルが順次発売されることで、株価とハード販売のさらなる回復が期待されると見ている。

FACT BOX ・ 要点整理

  • 出典:PR Times
  • 分類:新製品
  • 関連組織:ロイター
  • 製品・サービス:ポケモンポコピア / Nintendo Switch 2