摩根大通(小摩)は、閃迪(SNDK-US)が2026年投資者向けイベント「投資人日」を開催したことを受け、同社株式の評価を「未評級」から「優於大盤」に引き上げ、2027年12月までの目標株価を2,250ドルと設定しました。これは金曜日の終値1,641.11ドルから約37%の上昇余地がある水準です。

閃迪の株価は14日(金)に7%以上急騰し、1,641.11ドルで取引を終了しました。その後の時間外取引でも1.09%上昇し、1,659.02ドルまで達しており、時価総額は2,396億ドルとなっています。

アナリストのハーラン・サール氏は、閃迪がAI推論需要によるNAND需要の拡大を捉える好位置にあると指摘しました。評価引き上げの主な理由として、長期供給契約の締結、NAND市場の拡大、技術の進化を挙げています。

閃迪はすでに8件の長期契約を締結しており、最低価格ベースでの契約総額は約940億ドルにのぼります。加重平均契約期間は4年以上であり、最低価格での供給でも約80%の営業利益率が維持できる見通しです。これらの契約によるビット出荷量の比率は、2027会計年度には50%を超え、2028会計年度には約三分の二に達すると予想されています。

サール氏は、世界的なNAND市場の潜在規模が、2025年約700億ドルから2026年には3,000億ドルを超え、2027年には5,000億ドル近くに達すると予測しています。この拡大の主因は、AIデータセンターと推論需要の急増です。

技術面では、閃迪の次世代BiCS10技術が早期にサンプル出荷を開始しています。332層、2Tb QLC構造を採用し、1枚のウェハーあたりのビット生産量が前世代比で65%増加しています。また、同社はAI推論市場の機会を捉えるため、高帯域幅フラッシュメモリの開発も進めています。

閃迪は、2028年から2030年までの会計年度において、年間収益成長率が「10%台の後半」に達すると予測しており、営業利益率は約80%、調整後フリーキャッシュフロー比率は約50%を見込んでいます。摩根大通は、2027年度の1株当たり利益(EPS)が250ドルに達すると予想しています。

FACT BOX ・ 要点整理

  • 出典:PR Times
  • 分類:ニュース
  • 製品・サービス:NANDフラッシュメモリ / BiCS10