サーバー機殻廠の勤誠(8210-TW)は、下半期の繁忙期を迎えており、顧客の需要、プロジェクトの進捗、および今後の受注見通しがポジティブである。多くのプロジェクトがPOC(概念実証)およびNPI(新製品導入)段階に入り、勤誠の株価は本日(18日)上昇し、月次ラインの回復を目指している。
勤誠は本日の取引開始時、1040円でギャップアップオープンした。盤中は最高1070円まで上昇し、半値以上のストップ高を記録した。その後、上昇幅はやや縮小したが、午前9時30分時点で株価は1055円を維持しており、前日比4%を超える上昇率を示している。取引高は約800枚で、千円株ランキングでは第49位に位置している。一方、三大法人は過去7営業日間で累計3626枚の売り越しが続いている。
勤誠側は、地政学的リスクやサプライチェーンの再編といった不確実性要素は依然存在するとしつつも、顧客の需要動向、プロジェクトの進捗、および今後の受注状況から判断して、AIの長期的な発展トレンドは変わらず、下半期の業績は「まず一段落してから跳ね上がる」形になるとし、全体的な見通しは明るいと分析している。
金融機関の分析によると、ラック需要の勢いは来年まで続く見込みだ。NVIDIAのVera Rubinプラットフォームに関しては、来年、新たな米系顧客1社がVR200を採用する予定であり、勤誠はその筐体サプライヤーの一つである。さらに、勤誠は台湾のシステムメーカーと協力し、米系顧客向けのVeraシリーズ用ラックおよび筐体製品を提供する予定だ。このVeraラックが勤誠の重要な成長エンジンになると予想されており、来年の売上高は二桁の伸びが見込まれている。
強まる顧客需要に対応するため、勤誠はベトナムに新工場を建設する計画を進めている。この工場では主にラック製品を生産する予定で、早期には2023年第四四半期から2024年第一四半期にかけて操業開始する見通しだ。将来的には、米国テキサス州の工場、中国の工場、台湾の工場と連携することで、ラック事業のグローバルな生産体制がさらに整備され、より安定した供給体制が構築される。
FACT BOX ・ 要点整理
- 出典:PR Times
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