最近、中国の複数の重要港で台風の影響により塞港が発生していることに加え、巴拿馬運河の干ばつも重なり、米国向けの運賃が大きく上昇している。しかし、国内の金融機関が19日に公表した最新レポートによると、台風の影響が緩和され、第4四半期に伝統的な需要淡季が訪れれば、アジアの港湾における塞港状況が段階的に改善する可能性があり、運賃を支える力が弱まる恐れがある。
同レポートでは、巴拿馬運河管理局が8月上旬に水資源管理措置を発表し、8月26日から最大喫水深度を48フィートに引き下げ、さらに9月3日には47.5フィートにまで縮小したと指摘している。ただし、現時点では船舶の通行制限を行う政策は導入されておらず、あくまで予防的な対応にとどまっているという。
一方で、上海港や寧波港などアジアの複数の主要港で塞港が発生しており、これにより船期の混乱が広がっている。塞港の影響は次第に拡大しており、船舶の待機時間が延びる状況が続いていることで、需給が逼迫している状態にある。
金融機関は、最近の運賃水準が高値で推移し続けていることは、船会社の第3四半期の利益が第2四半期を上回る形でさらに高まるのに寄与すると分析している。しかし、貨物輸送の伝統的な淡季に差し掛かる第4四半期において、価格と取扱量の両方が相対的に高い水準を維持できるかどうかは、現時点では不透明であるとしている。
FACT BOX ・ 要点整理
- 出典:PR Times
- 分類:調査
- 製品・サービス:コンテナ海上輸送 / 国際物流サービス