サーバー製造商の米超微(SMCI-US)は木曜日(20日)、輸出コンプライアンス体制に関する独立調査を完了したと発表しました。調査チームは、経営陣が輝達(NVDA-US)のチップおよびサーバーを中国に違法に転送する計画に関与していなかったと結論づけました。この発表を受け、米超微の株価は一時5.9%上昇しました。

記事時点での米超微(SMCI-US)の株価は、前日比1.09%高の36.98ドルで推移しています。

米超微は、独立調査において、当社が直接的に規制対象となっている相手に製品を販売したという証拠は見つかっていないと説明しています。また、規制品目が違法に転送された可能性があっても、それによってこれまでの財務報告の信頼性が損なわれることはないとしています。

同社は、調査結果を踏まえ、複数の従業員を解雇するなど人事処分を実施したと述べています。また、独立取締役からは輸出コンプライアンス体制のさらなる強化策が提言され、取締役会はこれをすべて承認しました。ただし、声明では解雇された人物の身元や人数については明かされていません。

米国司法当局は、米超微の共同創業者の1人と他の2人の個人に対し、米国の輸出管理法を違反したとして告訴しています。これらの被告らは、数十億ドル規模のNVIDIA製チップ搭載サーバーを中国に違法に輸出しようとした疑いを受けています。

検察側は、3人の被告がまずハードウェアを東南アジアの企業に販売した後、それを中国の顧客に輸送するよう調整することで、米国の輸出制限を回避していたと指摘しています。3人はいずれも告訴内容を否定しており、法廷で無罪を主張しています。

米超微の今回の調査結果は、経営陣と違法転送計画との関係を断ち切り、財務報告の信頼性に対する市場の懸念を一時的に和らげました。しかし、共同創業人らに対する米国の刑事訴追は継続中であり、今後の法的展開や輸出管理体制の強化の具体的内容が、引き続き投資家の注目を集めることになります。

FACT BOX ・ 要点整理

  • 出典:PR Times
  • 分類:調査
  • 製品・サービス:AIサーバー / ハイパフォーマンスコンピューティングシステム