日系外資の大和証券が最新のリポートで、サーバー滑軌メーカーの南俊国際(6584-TW)について、AIサーバー滑軌の量産開始と製品構成の最適化により、長期的な構造的成長の原動力が維持されていると指摘した。同社は買評価を据え置き、12カ月目標株価を1022元で維持している。

外資は、南俊国際の第2四半期の税後純利益が2.19億元(約3億1000万円)となり、1株当たり純利益(EPS)は3.1元と、当初予想を5%上回ったことを明らかにした。これは主に約2100万元の為替差益と政府補助などの営業外収益が寄与したためとしている。四半期の売上総利益率は前四半期比0.2ポイント上昇の41.8%、営業利益率も0.2ポイント上昇の29.7%となった。高単価の汎用サーバー滑軌の貢献がやや低かったものの、全体の収益体質は安定していると評価されている。

第3四半期以降の見通しについては、主要なクラウドサービスプロバイダー向けの汎用サーバー出荷が弱含むと予想されている。出荷台数は第1四半期の8万セット超から第2四半期には3万セット未満に減少しており、この傾向が続くため、2026年の汎用サーバー関連売上高予測を24億元から20億元に下方修正した。

一方で、AIサーバー分野では、南俊国際がGPUおよびASICプロジェクトにおいて量産段階に入ったことが強調されている。AIサーバー滑軌の出荷増加により、第3四半期の売上高が押し上げられ、売上総利益率も上昇すると見込まれている。

大手顧客の新製品展開に関しては、主要クラウドサービス事業者向けの『Vera Rubin』製品のスケジュールが順調に進行しており、第3四半期末からの出荷開始を目指している。ASICプロジェクトの量産化に伴い、外資は南俊国際が2026年下半期から2027年にかけて、当該世代のASIC製品で20%から30%の供給シェアを獲得すると予測している。

汎用サーバーの受注が短期的に鈍化しているものの、外資は、ベトナム工場の稼働による構造的な利益改善と、高マージン製品への製品構成のシフトにより、南俊国際の2026年から2028年にかけての収益成長トレンドは確立していると判断している。

FACT BOX ・ 要点整理

  • 出典:PR Times
  • 分類:ニュース
  • 製品・サービス:AIサーバースライドレール / ASICプロジェクト用スライドレール