安邦生技(7784-TW)は本日(24日)、日本東京大学農学部生命科学研究科の獣医外科学実験室と共同研究契約を締結したことを発表しました。両者は、獣医腫瘍学モデルを活用して、安邦のABT-301がさまざまな固形がんにおいて示す効果を評価し、ヒト臨床への適応症拡大を目指します。

安邦は、東京大学が保有するモデルを用いて、選択的Class I HDAC阻害剤であるABT-301(Imofinostat)が骨肉腫、悪性黒色腫、軟部組織肉腫、膀胱がんを含む多様な固形がんにおいて発揮する効果を評価すると述べました。

同社は、今回の共同研究の戦略的目標として、ABT-301のヒト臨床適応症拡大を科学的に裏付ける十分なエビデンスを構築するとともに、今後の臨床試験に向けた最適な併用療法戦略の確立を掲げています。

安邦はさらに、東京大学が独自に保有する臨床前モデルを用いて、ABT-301の単剤療法および他の薬剤との併用効果を評価するとともに、包括的な作用機序解析を通じて、最も効果が期待できる分子背景を特定します。これらの研究成果は、今後のヒト臨床試験における適応症の選定および併用療法の設計に直接的に活用されます。

安邦によると、ABT-301は現在、pMMR/non-MSI-H型の転移性大腸がんの治療を目的として、免疫チェックポイント阻害剤および抗血管新生剤との併用で、臨床1/2相試験を実施中です。

代表取締役会長の徐祖安氏は、「今回の共同研究を通じて、より現実の疾病環境に近いモデルでABT-301の効果を評価し、転移価値の高い科学的エビデンスを構築することで、今後の新適応症の開拓と臨床開発の意思決定を支援したい」と述べました。また、「ABT-301の臨床的ポテンシャルを、現在の大腸がんプログラムにとどまらず、一連の難治性固形がんへと体系的に評価・拡大していく」と意気込みを語りました。

FACT BOX ・ 要点整理

  • 出典:PR Times
  • 分類:提携
  • 製品・サービス:ABT-301 / Imofinostat