尼得科超眾(6230-TW)は本日(28日)、決算説明会を開催し、財務長の浅野宜紀氏が水冷散热製品への積極的な取り組みと生産能力の拡充計画を明らかにした。第一段階として、中国昆山工場での水冷板の量産出荷がすでに開始されており、第二段階としてベトナム河内工場への生産ライン導入を計画している。ベトナム工場は2027年にラインを導入し、2028年の量産出荷を目指す。同社は2028年までに水冷製品の売上比率を5%まで引き上げる目標を掲げている。

浅野財務長は、2026年以降、サーバー関連の売上比率が着実に拡大していると説明した。第二四半期の製品別売上構成比では、サーバーが33%で最大、次いでノートPCが28%、ネットワーク通信が21%、デスクトップPCが11%、その他が7%となっている。全体として、同社の製品構造はサーバーおよび高階層向け散热アプリケーションへと移行しつつある。

浅野氏は、親会社であるニデックグループのリソース統合により、生産拠点は中国、ベトナム、台湾、タイ、フィリピンに広がっていると述べた。水冷関連製品は主に中国とベトナムで生産されており、CDU(冷却分配装置)は中国とタイで製造されている。ファンやポンプはグループ内の既存リソースを活用して製造されており、ヒートパイプ、ヒートスプレッダー、ヒートシンクなどの空冷製品も中国およびベトナムで生産されている。

さらに浅野氏は、中国昆山工場での第一段階の水冷板がすでに量産段階に入り、出荷を開始していると報告した。第二段階では、昆山工場の経験を活かし、2027年にベトナム河内工場に生産ラインを導入し、2028年の量産出荷を目指す。これにより、水冷モジュールの生産体制を全面的に整備する計画である。

同社は、自社で製造する水冷板を核とし、分岐管、クイックコネクタ、ポンプなどは親会社ニデックの製造リソースを活用することで、垂直統合体制を構築し、水冷散热製品における競争力を強化していく方針だ。

ニ得科超眾の第二四半期の売上高は24.57億元で、前四半期比10.63%増、前年同期比9.88%増となった。一方、売上総利益率は16.93%で、前四半期比0.9ポイント低下、前年同期比0.06ポイント低下。営業利益率は0.61%で、前四半期比0.15ポイント低下、前年同期比1.98ポイント低下。税後純損失は0.78億元で、前四半期と同額だが、前年同期は黒字から赤字転落。1株当たり損失は0.91元となった。

2025年上半期の累計売上高は46.78億元で、前年同期比9.02%増。売上総利益率は17.36%で、前年同期比0.16ポイント上昇。営業利益率は0.68%で、前年同期比1.16ポイント低下。税後純損失は1.57億元で、前年同期の黒字から赤字に転落し、1株当たり損失は1.82元となった。

浅野財務長は、米ドルと人民元の為替変動による為替差損が発生したことが、2025年以降の赤字要因だと指摘した。また、同社は現在、製品構造の見直しを進め、ゲーム機関連事業からサーバー事業へと段階的に移行している。この転換過程において、一部の装置や在庫を廃棄・処分しており、短期的には利益を圧迫する要因となっているが、これは中長期的なAIサーバーや水冷製品の成長に向けた必要な調整だと説明した。

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  • 出典:PR Times
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