OSPグループの中核企業で、シール・ラベル、フィルム製品、紙器パッケージ、販促ツールまでをワンストップで製造する大阪シーリング印刷株式会社は、クイックサービスレストラン用途などに向けた製品「筆記・印刷可能な糊付きサーマルレジロール」の開発に成功しました。

一般的なライナーレスサーマルラベルはダイレクトサーマル印字が可能で、表面紙にシリコーンを塗工しているため粘着剤が付着せずきれいに剥がせますが筆記や印刷は困難です。一方、シリコーン塗工していないラベルは、筆記や印刷は可能ですが剥離性がありません。同社はクイックサービスレストランでの使用を想定して、容易に剥がれる離型性と筆記・印刷適性という相反する特性を兼ね備えたオーバーコート層を開発しました。

その離型性に合わせて、再剥離性のある粘着剤を斜線状にパターン塗工。ベタ塗りに比べると塗工量50%削減、また斜線状のためどこでカットしても被着体にまんべんなく貼付け可能です。クラフト袋や食品を包む薄い紙、凹凸面にもきれいに貼付けができ、貼り直す際も破けずに剥がすことができます。

【開発背景】 クイックサービスレストラン(QSR)は、短時間での商品提供や顧客ごとの多様なカスタマイズに対応しています。店頭での注文をダイレクトサーマル印字で伝票作成し、それを見てキッチンで調理しますが、手書きでチェックも行える伝票があれば現場のスピードと正確性がさらに高まると考え開発に着手しました。

【ライナーレスのメリット】 コスト面では、剥離紙の原料代や廃棄代が削減できます。また、剥離工程がないため作業効率が向上し、保管スペースもコンパクトになります。環境面では廃棄物が出ないことや、軽量化による輸送時のCO2排出削減が可能です。

【従来品との比較】 シリコーン塗工ありのライナーレスラベルとの比較実験では、印刷についてはインキ転移性と密着性が確認され、筆記についても高い視認性が確認されました。

【薄い紙や凹凸面にも貼付け・貼り直し可能】 QSRでの使用を想定したサーマルレジロールで、ホット飲料容器にも対応。再剥離性粘着剤により、薄い紙やプラスチックトレーも破かずきれいに剥がすことができます。

FACT BOX ・ 要点整理

  • 出典:PR TIMES
  • 分類:新製品
  • 関連組織:大阪シーリング印刷株式会社 / 株式会社OSPホールディングス
  • 製品・サービス:糊付きサーマルレジロール