パシフィックコンサルタンツ株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長執行役員:大本修、以下「パシフィックコンサルタンツ」)と、株式会社JIJ(ジェイアイジェイ、本社:東京都港区、代表取締役CEO:山城悠、以下「JIJ」)は、社会インフラ分野における複雑な社会課題の解決を目的として、数理最適化技術の実用性検証を中核に据えた概念実証(以下「本PoC」)を、2026年7月に共同で開始しました。

背景と目的 日本では、大規模災害の頻発化・激甚化および社会インフラの老朽化が急速に進行しており、限られたリソースを最大限に活用した対応計画の立案が求められています。こうした計画立案では、膨大な変数・制約条件を考慮しなくてはならず、その組合せを同時に満たす最適な解決策を探すという、最適化問題があります。

主要指標 — KEY FIGURES

2026年7月
2026年7月に共同で開始しました

大規模な組合せ最適化問題に対して数理最適化技術は非常に有効な手法であり、パシフィックコンサルタンツでは、将来的には量子アニーリング技術も含めて適用していくことを検討しています。量子アニーリング技術は、従来手法を上回る解探索性能を発揮することが期待されており、社会インフラ分野への適用は特に有望な領域の一つと位置づけられています。

このたび、防災・インフラマネジメント等の社会インフラ分野における豊富な知見を有するパシフィックコンサルタンツと、量子アニーリングを含む最先端の数理最適化技術に強みを持つJIJが連携することで、このような社会課題への実効的なアプローチが可能と判断し、本PoCを開始することとしました。

PoCの概要 本PoCでは、JIJが開発・提供する量子・古典ハイブリッド対応の数理最適化プラットフォーム「JijZept」を活用し、老朽化インフラに対する修繕・投資計画の最適化をテーマに数理モデルの構築・求解を行い、数理最適化技術の適用可能性および解の精度・計算効率を検証します。

なお、JijZeptはゲート方式・アニーリング方式を含む多様な量子・古典計算資源に対応したプラットフォームであり、本PoCにより得られる知見は将来的な量子コンピュータへの適用拡張を見据えたものです。

今後の展開 本PoCで得られた数理最適化技術の適用知見をもとに、交通計画・物流計画・広域避難計画等、多様な社会インフラ課題に対応可能な数理最適化計算基盤の構築を目指します。 両社は本取り組みを通じ、量子技術の社会実装を先導し、持続可能な社会インフラの実現に貢献していきます。

パシフィックコンサルタンツ株式会社 1951年の創立以来、70年以上にわたり建設コンサルタントのリーディングカンパニーとして、国内外の都市・建築・鉄道・道路・空港・港湾・河川・上下水等の社会インフラ整備やまちづくりの計画・設計・運用等に深く関わってきた社会インフラサービス企業です。ビジョンに「未来をプロデュースする」を掲げ、誰もが安心して暮らせる持続可能な社会の実現に向けて、新しい価値を社会に提供しています。

【会社概要】 会社名:パシフィックコンサルタンツ株式会社 所在地:〒101-8462 東京都千代田区神田錦町三丁目22番地 代表者:代表取締役社長執行役員 大本 修 公式Webサイト:https://www.pacific.co.jp/

株式会社JIJ (ジェイアイジェイ) 2018年11月設立。量子・古典ハイブリッド技術を活用した企業向け最適化ソリューションを提供しています。

【会社概要】 会社名:株式会社JIJ (ジェイアイジェイ) 所在地:東京都港区芝浦三丁目3番6号 東京科学大学田町CIC INDEST403 代表者:代表取締役CEO 山城 悠 公式Webサイト:https://www.j-ij.com/ja/

FACT BOX ・ 要点整理

  • 出典:PR TIMES
  • 分類:技術協力
  • 関連組織:パシフィックコンサルタンツ株式会社 / JijZept