ラグザス株式会社(本社:大阪市北区/代表取締役社長:福重 生次郎、以下、当社)は、中小企業の採用に関わる方を対象に、中途採用における若手未経験者採用の実態についてアンケート調査を実施しました。

調査の背景:中途採用で広がる「未経験者・経験の浅い人」への採用対象拡大について

事前調査として、採用に関わる790人に直近3年以内の中途採用方針を尋ねたところ、「経験者を中心に採用したが、途中で未経験者や経験の浅い人にも対象を広げた」が30.8%、「最初から未経験者や経験の浅い人も対象にして募集した」が21.1%となりました。あわせて51.9%が、未経験者や経験の浅い人を採用対象に含めていたことが分かりました。

この結果から、中途採用において、経験者だけでなく未経験者・経験の浅い人にも採用対象を広げる動きが一定数見られます。

そこで本調査では、中途採用において未経験者や経験の浅い人を採用対象に広げる背景や、採用後の実態を明らかにするため、中小企業に着目しました。特に中小企業では、人材確保や採用後の育成が課題になりやすいと考えられることから、直近3年以内に中途採用で未経験者を採用した企業の採用関係者を対象に、未経験者採用を始めたきっかけや採用前の不安、実施後の負担感、今後の継続意向について調査しました。

若手未経験者採用を始めた理由、「人材不足」と「経験者の応募が集まらない」が上位に

中途採用において、若手未経験者採用を始めたきっかけを聞いたところ、最も多かったのは「人材不足が深刻だった」で33.5%、次いで「経験者の応募が集まらなかった」が33.0%となりました。経験者採用を前提とした募集だけでは、十分な人材確保が難しくなっている企業が多いことがうかがえます。

また、「経験者採用の競争激化を感じた」と回答した企業も22.0%にのぼりました。さらに、「内定を出しても辞退されることが多かった」(17.5%)、「経験者の採用コストが高すぎた」(16.5%)といった回答も上位にあがっており、経験者採用においては応募獲得だけでなく、採用決定までの競争やコスト面も課題になっているようです。

一方で、「最初から未経験者も視野に入れていた」「将来を見据えて若手育成を強化したかった」と回答した企業もそれぞれ15.5%となりました。人材不足や経験者採用難への対応として若手未経験者採用を始めた企業が多い一方で、将来的な組織づくりや人材育成を見据え、未経験者を採用対象に含める企業も一定数存在していることが分かりました。

採用前の不安は「育成時間」「戦力化」「現場負担」。一方で実施後は56.5%が想定より負担は小さかった」と回答

若手未経験者採用にあたって、事前に不安だったことを聞いたところ、最も多かったのは「育成に時間がかかる」で41.5%となりました。次いで、「戦力化できるか不安」が39.0%、「現場負担が増える」が38.0%と続き、未経験者採用では、採用後の育成や現場受け入れに関する懸念が大きいことが分かりました。

また、「早期離職への不安」も30.5%にのぼりました。一方で、「特に不安はなかった」と回答した企業は13.0%にとどまっており、多くの企業が何らかの不安を抱えながら若手未経験者採用に踏み切っていることがうかがえます。

しかし、実際に若手未経験者を採用してみた後の印象を聞くと、「ほとんど問題なかった」が16.5%、「思ったより大変ではなかった」が40.0%となり、合計56.5%が事前の不安と比べて負担は小さかったと回答しました。「不安通りだった」は18.0%、「不安よりずっと大変だった」は12.5%にとどまり、採用前に懸念されやすい育成負担や現場負担は、実施後には想定ほど大きくなかったと感じる企業も多いようです。

さらに、若手未経験層に採用対象を広げたことで感じたメリットとしては、「採用人数を確保しやすくなった」が36.5%で最多となり、「応募数が増えた」(30.5%)、「採用スピードが改善した」(28.5%)も上位にあがりました。経験者採用に難しさを感じる企業にとって、若手未経験者採用は、採用母集団の拡大や採用充足に向けた現実的な選択肢の一つになっていると考えられます。

採用企業の66%が継続に前向き。未経験者採用は育成型採用として広がる可能性

若手未経験者の受け入れにあたって整備したことを聞いたところ、最も多かったのは「研修・勉強会を実施した」で40.5%となりました。次いで、「マニュアル・手順書を整備した」が30.5%、「メンター・バディ制度を設けた」が26.5%、「OJT担当者をつけた」が25.0%と続き、未経験者を採用するだけでなく、採用後の育成や定着を見据えて受け入れ体制を整える企業が多いことが分かりました。

FACT BOX ・ 要点整理

  • 出典:PR TIMES
  • 分類:調査