国際送金サービスを提供するレミットリー(本社:米国ワシントン州シアトル)は、日本に在住する外国人を対象とした「住みたい町」の調査を実施しました。

総務省の調査によると、日本に住む外国人の数は過去最多を記録しており、日本で暮らす人々の多様化が進んでいます。日本を含む世界中で働く人々や学ぶ人々を応援するレミットリーは、今回、日本に住む外国人がどのような町に住みたいと考えているのかを調査しました。

主要指標 — KEY FIGURES

400
日本在住の外国人400名
960万人
960万人以上の人々
175か国
世界175か国以上

調査ハイライト

総合ランキングでは1位横浜市、2位札幌市、3位京都市がトップ3

トップ10は西日本優勢、全体では東日本優勢

東日本は横浜・札幌・町田、西日本は京都・名古屋・大阪がトップ3

東京都内のトップは町田市で総合8位にランクイン

約8割の回答者が、今住んでいる都道府県以外の町に住みたいと回答

総合ランキングでは横浜市が1位を獲得─決め手は「交通の便」と「働きやすさ」

総合ランキングで1位に輝いたのは横浜市でした。主に「公共交通機関が充実していること」(28.8%)や、「仕事の見つけやすさ」(27.9%)といった生活のしやすさが選ばれる大きな要因となりました。回答者の中には、「都会と自然が一体となっている点を魅力に感じている」という意見もあり、海や緑に恵まれた横浜が外国人にとって魅力的であることがわかりました。

また、総合ランキングのトップ10を見ると、京都市・名古屋市・大阪市・神戸市・福岡市・那覇市と、6市を西日本が占めました。一方でトップ20まで広げると東日本が12市と多数を占めます。西日本は特定の都市に支持が集中し、東日本は幅広い町に支持が分散するという、対照的な傾向がみられます。

東日本では、横浜市・札幌市・町田市がトップ3─札幌は「治安」「自然」で支持

東日本地域では、総合1位の横浜市に続いて、2位に札幌市、3位に町田市がランクインしました。

札幌市が選ばれた理由としては、「治安の良さ」(34.1%)と「自然・景観」(27.5%)が突出しており、自然環境の魅力が、北海道の「住みたい町」としての人気を支える大きな要因となっていることがわかります。さらに、札幌・函館・富良野・美瑛の4市町が総合ランキングのトップ20入りを果たし、単一道県で最多となりました。

回答者からは「広大な土地に人が少なく、美しい風景が広がり、美味しい食べ物も豊富で、とてもゆったりとした暮らしができる」、「富良野や美瑛は自然がとても美しく、アジアではなかなか見られない風景が広がっている」「北海道は暑くないし食べ物が抜群に美味しい上に害虫も少ないから」といった、熱い推薦コメントが寄せられました。

3位に入ったのは東京都の町田市でした。町田市が選ばれた理由として最も多く挙げられたのは「大学など学術機関が多いこと」(25.0%)で、次いで「国際色が豊かなこと」(15.6%)が続きました。上位の都市が交通の便や働きやすさを軸に支持されたのとは異なり、町田市は「学生の町」という独自の理由で選ばれていることがわかります。

西日本では、京都市・名古屋市・大阪市がトップ3─「子育て・教育環境」が支持の軸に

西日本では、京都市が1位、名古屋市が2位、大阪市が3位という結果となりました。全体的な傾向として、子育て・教育環境が充実している町が「住みたい町」に選ばれました。特に、「子育て・教育環境」は奈良市では34.3%、広島市32.4%、神戸市25.5%、大阪市25.0%の人が住みたい町の理由として挙げており、外国人住民にとって子育て世帯の暮らしやすさや教育環境も深く関わっているようです。

西日本で1位となった京都市は、総合ランキングでも横浜市、札幌市に続く3位につけており、人気を集めました。京都市が選ばれた理由として最も多く挙げられたのは「街の雰囲気・文化的な魅力」でしたが、注目したいのは、同率で「仕事の見つけやすさ」と「教育・子育て環境の良さ」が並んだ点です(いずれも20.7%)。国際的な観光都市として知られる京都が、外国人にとっては「訪れる町」であると同時に「働き、子どもを育てる町」としても評価されていることがうかがえます。

続く2位には名古屋市がランクインしました。名古屋市が選ばれた理由は「仕事の見つけやすさ」と「公共交通機関が充実していること」がともに26.0%で並び、続いて「教育・子育て環境の良さ」が17.8%となりました。生活面での暮らしやすさに票が集まっており、京都市が文化的な魅力とともに支持されたのとは対照的に、名古屋市は働きやすさと移動のしやすさを軸とした、暮らしの拠点としての評価が高いことがわかります。回答者からは「就職しやすい」「生活しやすい」といった声が寄せられ、仕事と移動の利便性が名古屋市の人気を支えていることがうかがえます。

外国人住民の数が政令指定都市で最多の大阪市は、今回の調査では西日本3位、総合5位にランクインしました。選ばれた理由として「仕事の見つけやすさ」と「教育・子育て環境の良さ」がともに25.0%で並び、次いで「医療・福祉の安心感」と「公共交通機関が充実していること」がいずれも18.3%となりました。すでに多くの外国人が暮らす町として、子育て世代を含めた生活基盤の面から関心を集めていることがうかがえます。回答者からは「安心して暮らせる」という声も寄せられており、就労と子育ての両面での暮らしやすさが大阪市の支持につながっているとみられます。

西日本地域では、上位の3市とは異なる理由で支持を集めた町もあります。総合10位の那覇市が選ばれた理由は「自然・景観の美しさ」が33.3%で最も多く、次いで「医療・福祉の安心感」が31.0%と続きました。医療・福祉が3割を超えたのは総合ランキングトップ10では那覇市のみで、リゾート地としてのイメージが強い沖縄が、実際に暮らす場所としては安心して医療を受けられる環境という点から見られていることがわかります。那覇市を1番に選んだ回答者からは「自然が豊かで、生活も便利」「人の穏やかさ」といった声が寄せられ、豊かな自然環境と暮らしの安心感の両方が、那覇市への関心を支えているとみられます。

東京都内では、町田市・八王子市・武蔵野市がトップ3─23区はすべて圏外

東京都内の市区町村では、1位が町田市、2位が八王子市、3位が武蔵野市となり、23区はいずれもトップ3に入りませんでした。また、総合ランキングのトップ10においても町田市(総合8位)を除いてランク入りせず、都心に近いエリアほど人気という相関関係はみられないことが示唆されました。

注目したいのは、上位3市に共通する選ばれた理由です。2位の八王子市、3位の武蔵野市でも、町田市と同様に「大学など学術機関が多いこと」が最も多く挙げられ(いずれも27.3%)、都内で上位に入った3市はいずれも多摩地域に位置しています。大学や短大などが多く集まる地域であるという共通点が、都心部よりも多摩地域が選ばれた背景にあるとみられます。

なお、23区で最も多くの支持を集めたのは板橋区で、「物価・家賃の安さ」(30.8%)が理由の首位となり、都心部でも生活コストが重視される傾向がうかがえます。

外国人から選ばれる町になるには?─住みたい町は、今住んでいる町とは限らない

今回の調査では、住みたい町を選んだ理由として最も多く挙げられたのは「仕事の見つけやすさ」(11.4%)で、「公共交通機関の充実」(11.1%)、「自然・景観の美しさ」(10.8%)がこれに続きました。さらに「教育・子育て環境」(9.9%)、「街の雰囲気・文化」(9.3%)、「治安の良さ」(9.0%)、「医療・福祉の安心感」(8.1%)までが僅差で並び、18ある選択肢のなかで特定の理由が突出することはありませんでした。働きやすさから自然環境、子育て、医療までを含む暮らし全体の総合力で、町が選ばれていることがわかります。

一方で、「国際色が豊かなこと」(2.7%)、「外国人が歓迎される雰囲気」(2.5%)、「多言語対応」(2.4%)、「母国コミュニティの存在」(2.3%)といった外国人向けの受け入れ環境を挙げた回答は、いずれも3%未満にとどまりました。回答者の8割が日本での滞在11年以上であることを踏まえると、日本に長く暮らす外国人は、外国人としての特別な条件ではなく、日本人と同じ目線で「暮らしやすい町」を選んでいるといえます。

また、「いちばん住みたい町」に、現在住んでいる都道府県内の町を挙げた回答者は23.0%にとどまりました。つまり、約8割の回答者は、今の生活圏の外に住みたいと考えていることがわかります。東京都在住の回答者90名に限ってみても、1番目に選ばれた町の上位は札幌市、横浜市、京都市であり、大都市に住む外国人のあいだにも、より暮らしやすい環境を求める志向があることがうかがえます。

レミットリー・ジャパンの代表取締役、Gabriel Gong(ガブリエル・ゴン)氏は次のようにコメントしています。

「今、日本は変化の時を迎えています。世界中からますます多くの人々が、日本での生活を選び、人々の想像をはるかに超える多様な場所での暮らしを思い描いています。8年前に中国から日本へ移り住んだ私自身、『日本を故郷と呼ぶ人』の姿が変わりつつあることを実感してきました。誰もが東京へ移り住みたいと思っているという先入観がありますが、今回の調査結果は異なる実情を示しています。トップ5に東京の地域は一つも入らなかったのです。1位は横浜、2位は札幌、3位は京都でした。

最も際立っているのは、その分布範囲の広さです。人々が夢見ているのは特定の1つの都市ではなく、日本全国に広がっています。トップ20に4回ランクインした北海道の雪景色や雄大な自然から、沖縄の海岸線、そして京都や奈良の文化遺産に至るまで、その範囲は実に多様です。横浜や大阪のような大都市に惹かれるにせよ、鎌倉や軽井沢のような静かな場所に惹かれるにせよ、そこから見えてくるものは同じです。日本における『ホーム(故郷)』のかたちは驚くほど多様であり、さらに広がり続けています。」

2011年に設立されたレミットリーは、日本を含む世界中で働く960万人以上の人々から信頼される安全・確実・信頼性の高い送金サービスを提供しています。これからもレミットリーは、信頼できる送金サービスを通じて世界中で働く人々を応援します。

調査方法

調査対象:日本在住の外国人400名(40の国・地域)

男性:210名、女性:190名

20代:89名、30代:104名、40代:107名、50代:68名、60代以上:32名

調査期間:2026年7月24日2026年8月3日

調査方法:インターネット調査

集計方法:住みたい町を1位~3位まで回答。選んだ1つの町につき最大3つまで18の選択肢から住みたい理由を選択。

ランキング算出方法:1位を5ポイント、2位を3ポイント、3位を1ポイントとしてスコアにしてランキングを算出。

調査結果の使用について

このランキングを引用・使用する際は、引用元として「Remitly(レミットリー)」の明記をお願いします。

Remitly(レミットリー)について

レミットリーは国境を越えた金融サービスを提供する信頼のプロバイダーです。レミットリーのサービスは 日本を含む世界175か国以上にわたり、世界中の何百万人もの方々にご利用いただいています。レミットリーは送金事業者にとどまらず、個人・法人の双方に向けて、拡大し続ける多様なニーズに応えるクロスボーダー金融サービスプロバイダーへと進化を続けています。 https://www.remitly.com/jp/ja/money-transfer

FACT BOX ・ 要点整理

  • 出典:PR TIMES
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