社会の中で「おかしい」と感じたとき、不条理な壁に突き当たったとき、私たちは何ができるのか。差別、労働、環境問題、ジェンダー、社会保障──さまざまな課題に対し、裁判という方法で社会のあり方を問い直し、変革を働きかけるのが「公共訴訟」である。 本書は、実際の事例や当事者の物語を手がかりに、その歴史と役割を解説。公共訴訟はどのような戦略、連帯によって社会を変えてきたのか。裁判を「社会を動かすツール」としてとらえ、個人の声が制度や社会を変えていくプロセスと、その可能性を示す入門書。

【推薦文のご紹介】 よりマシな社会をあきらめたくないすべての人へ。 ここに私と公共をつなぐ回路がある。 ──哲学者 朱喜哲氏

少数の痛みは、「大したことない」ことにされやすい。 「こうなってほしい」が、感情の問題と一瞥(いちべつ)される。 公共訴訟はそんな社会の扉をこじ開ける、希望。 ──NO YOUTH NO JAPAN創設者 能條桃子氏

自分たちの手で社会はどんどんよくしていくことができるなんて、なんだ、最高じゃないか。 ──小説家 山内マリコ氏

目次

はじめに

第1章 声をあげる人々、その物語──公共訴訟を知る 第2章 公共訴訟は社会をどう変えるか 第3章 公共訴訟の誕生と歴史 第4章 データで見る公共訴訟 第5章 なぜ数が少なく、勝ちにくいのか──公共訴訟の抱えるハードル 第6章 新たな動きが生み出す、新しい連帯 第7章 公共訴訟の未来 おわりに

著者略歴

井桁大介(いげた・だいすけ)

弁護士。LEDGE事務局長。公共訴訟を中心に活動。共著に『スノーデン 日本への警告』(集英社新書)。

亀石倫子(かめいし・みちこ)

弁護士。LEDGE代表。多くの著名裁判で無罪を勝ち取る。共著に『刑事弁護人』(講談社現代新書)。

谷口太規(たにぐち・もとき)

弁護士。CALL4共同代表。LEDGEディレクター。司法アクセスの改善がライフワーク。

丸山央里絵(まるやま・おりえ)

CALL4共同代表理事。CALL4・LEDGEでクリエイティブディレクターを務める。

【書籍情報】

タイトル:はじめての公共訴訟 社会を動かす、私たちのツール

著者:井桁大介、亀石倫子、谷口太規、丸山央里絵

発売日:2026年5月15日(金)

定価:1,012円10%税込)

ページ数:224

判型:新書判

ISBN:978-4-08-721410-9

集英社新書

詳細はこちら

※電子版も同時発売

(c)集英社

【集英社新書について】

“知の水先案内人”をキャッチフレーズに、1999年12月に発刊されたレーベル。大量に流れ込む情報の海を漕ぎ渡るための「知識に裏付けされた知恵」を提供する「真の意味での実用書」をコンセプトとする。旬な人物やタイムリーな話題を掘り下げる一方で、集英社ならではのエンターテインメント性と「知」を接続する企画にも挑戦し、幅広い世代が手に取りやすい新書を目指します。

FACT BOX ・ 要点整理

  • 出典:PR TIMES
  • 分類:新製品
  • 関連組織:LEDGE / CALL4
  • 製品・サービス:集英社新書『はじめての公共訴訟 社会を動かす、私たちのツール』