化学産業向け情報基盤開発を手掛けるSotas株式会社は、グンゼ株式会社が同社の「Sotas化学調査」サービスを導入したことを発表した。
導入背景 グンゼでは、多数の製造拠点およびグループ会社において、化学物質情報の管理やリスクアセスメント対応が各拠点で個別に行われており、全社的な情報一元化や業務標準化が課題となっていた。また、製品含有化学物質情報の管理においても、効率化や関連文書の管理統制の観点から業務改善の必要性が認識されていた。
加えて、近年の法制度変更や規制強化、企業のサステナビリティ対応基準の拡大により、サプライチェーン全体での化学物質管理と情報開示への要求は一層強まっており、より高度で持続可能な管理体制の構築が求められていた。
これらの課題に対応するため、グンゼはグループ全体の化学物質情報の一元管理と運用の全社標準化を目指し、「Sotas化学調査」の導入を決定した。予備的な小規模運用を経て、現在グループ内の各拠点への展開を開始している。同社は全社横断での情報管理基盤を構築するとともに、次世代のサプライチェーン情報連携基盤であるCMPへの適応に向け、製品情報管理の更なる高度化に取り組む方針だ。
「Sotas化学調査」について 「Sotas化学調査」は、製品含有化学物質に関する調査依頼、情報回収、データ管理のほか、SDS等の文書作成・バージョン管理、法規制データベースとの照合チェック機能などを提供するサービス。これにより、サプライチェーン全体の情報連携を支援し、化学物質管理業務の効率化と高度化を実現する。
Sotas社は、CMP(化学物質情報トレーサビリティ管理基盤)のアプリケーションベンダーとしても採択されており、同サービスは業界標準への対応を見据えて開発されている。また、本サービスはNEDO(国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構)の補助事業の成果を活用している。
サービスの導入状況 「Sotas化学調査」は、従来化学・素材メーカーを中心に導入が進んでいたが、最近では化学品を扱うサプライチェーンの川上から川下まで顧客層が拡大している。直近の月次成長率(MoM)は15%を記録し、事業は継続的な成長を遂げている。 製品含有化学物質管理の高度化やサプライチェーン全体での情報連携へのニーズを背景に、業界を問わず導入が拡大しており、複数拠点やグループ会社への展開事例も増加している。 Sotas社は今後も、CMPへの対応を見据えた情報基盤としての価値提供を通じ、企業の業務変革支援を加速していくとしている。
FACT BOX ・ 要点整理
- 出典:PR TIMES
- 分類:提携
- 関連組織:グンゼ株式会社 / NEDO(国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構)