2024年5月、台湾新北市三重区で発生した滅門事件で、25歳の張泓毅が妻の陳さん、義母、継子を絞殺した。張は犯行後、遺体と共に6日間自宅に滞在し、逃亡前に義母のクレジットカードで58万円以上を不正利用した。精神鑑定では「後悔していない」と供述し、「義母はまた殺す」とまで発言するなど、全く反省の態度を見せなかった。新北地検は殺人、児童殺害、詐欺、個人情報保護法違反などの罪で起訴。一審の国民法官裁判では、憲法裁判所の『犯罪情節最重大』に該当すると判断され、死刑が宣告された。これは国民法官制度導入後、初の死刑判決であり、二審の高等法院もその判断を支持し、死刑を維持した。事件発覚は、張の義姉が連絡が取れなくなった母親に異変を感じ、通報したことがきっかけだった。現場では祖孫3人の遺体が発見され、死亡から7日以上が経過しており、遺体は腫脹し蛆が湧いていた。張は妻が不倫していると疑い、まず妻を絞殺。翌日早朝、隣室で眠る義母と継子も同じ手口で殺害した。その後、妻と義母の財布を奪い、義母の銀行口座から15万円を引き出し、クレジットカードで現金化。オンライン賭博や家賃に使用した。また、義母のカードで1899元を支払い、出会い系サイト『包我寶貝交友網』のVIP会員にアップグレードした。5日には死んだ魚が浮かぶ水槽を清掃業者に依頼し、翌日台中に逃亡。父の名義でホテルに宿泊し、義母の名義で新たな銀行口座を開設しようとした。検察は刑法に基づき、殺人、故意による児童殺害、偽造私文書行使、準私文書行使、詐欺、個人情報保護法違反で起訴。一審では、張が計画的かつ直接故意で連続殺人を犯し、手段が極めて残虐であると認定された。精神鑑定でも「後悔しない」と発言しており、死刑判決の要件を満たすと判断された。二審でも同様の結論に至り、死刑が確定したわけではないが、上訴が認められる可能性は低いと見られている。

FACT BOX ・ 要点整理

  • 出典:PR Times
  • 分類:ニュース