バ威台風が接近し、強風と豪雨により停電の可能性が高まっている。その場合、冷蔵庫内の牛乳、肉、魚介類、野菜や果物の鮮度をどう保つかが多くの家庭の懸念事項となっている。パナソニックは、一般的な冷蔵庫は電源が切れても、頻繁に扉を開けなければ内部の低温は約2~3時間維持されると説明している。そのため、停電直後ですぐにすべての食材を外に出す必要はなく、正しい対処法を取れば食品の傷みを防げるとしている。

パナソニックによると、日頃から冷凍庫に保冷剤やアイスパック、あるいは水を入れたペットボトルを凍らせておくと良い。停電時には、それらを素早く冷蔵室の上段に移動させることで、冷たい空気が下に沈む性質を利用して、冷蔵室の温度上昇を遅らせることができる。ただし、移動の際は扉を開ける時間を極力短くし、冷凍庫を何度も開け閉めしないよう注意が必要だ。また、氷が溶けて水漏れするのを防ぐため、冷蔵庫の周りに新聞紙や布巾を敷いておくと、床の水たまりや滑りを防げる。

停電中は冷蔵庫の扉を極力開けないことが最も重要だ。冷たい食材が心配で何度も開ける人がいるが、1回開けるたびに冷気が逃げ、保冷時間が短くなる。パナソニックは、家族全員に開けないよう声かけをし、ドアのゴムパッキンの劣化もチェックするよう勧めている。名刺をドアの隙間に挟んで閉め、簡単に引き抜けるようであれば密閉性が低下している証拠で、早急に点検・交換が必要かもしれない。

停電が3時間以上続く場合は、冷蔵庫内の温度が上昇し始めるため、特に傷みやすい食材に注意が必要だ。牛乳、生肉、魚介類、卵などが長時間適切な低温環境から外れている場合、異臭、変色、状態の変化があれば絶対に食べないよう呼びかけている。ガスコンロが使える場合は、肉や魚を優先的に調理しても良いが、加熱してもすでに傷んだ食品は安全ではない。

野菜や果物は肉や乳製品よりは長持ちするが、外観やにおいの変化には注意が必要だ。外気温が低く、日陰で風通しが良く、雨がかからない場所があれば、新聞紙で包んで段ボールや発泡スチロール箱に入れて一時保管できる。しかし、気温が高く蒸し暑い場合は、屋外に長時間置くと逆に傷みが早まるため避けるべきだ。

FACT BOX ・ 要点整理

  • 出典:PR Times
  • 分類:ニュース