イケア中国は、8か所の自社所有の闲置資産の売却を計画している。これは、イケアが中国市場に進出してから約30年間で最大規模の自社資産処分となる。イケア中国は今年2月、一気に7か所の実店舗を閉鎖した。これはコストの最適化と効率の向上を目的としている。
北京日報グループの「長安街知事」微信公式アカウントが18日に報じたところによると、イケア中国は現在8か所の資産を売却中である。これらの資産は上海、広州、天津、ハルビン、南通、徐州、貴陽、寧波の8都市に位置している。これはイケアが中国市場に進出してから約30年で最大規模の集中資産処分である。
イケア・イケア家居の創業者であるカンプラ氏は1月27日に91歳で逝去した。(AP通信)
不動産サービス会社のジョーンズラングラサールが売却を受託している。同社によると、これらの8か所の資産はすでに全面的に空室となっており、賃貸契約の制限がなく、現状のまま即時引き渡しが可能である。立地はいずれも各都市の成熟した商業エリアまたは重点開発地区にあり、長屋アパート、コミュニティ商業施設、観光複合施設、企業本社などへの転用に適している。
売却対象の8か所のうち、7か所は今年2月に集中閉鎖された店舗である。貴陽のイケア店舗は2022年に営業を停止しており、今回の資産処分リストに併せて含まれている。
イケア中国は過去20年以上にわたり、「郊外で土地を取得し、自社で店舗を建設する」という重資産型の拡大モデルを採用してきた。
2022年にウクライナ戦争が発生し、IKEAを含む西洋の多国籍企業がロシアから撤退した。写真は3月4日にモスクワで、イケア閉店前に大規模な買い占めが行われている様子。(AP)
報道によると、近年のオンライン家具ECや地元の即時小売が顧客を分散させ、大型ショッピングモールへの来店頻度が低下している。加えて、土地、物件運営、人件費などのコストが高止まりしており、低効率な店舗が利益を圧迫している。イケア中国の2024会計年度の売上高は前年比7.6%減少しており、2019年のピーク時と比べて3割以上縮小している。
イケア中国は、今年2月に7か所の実店舗を集中閉鎖した件について、これは店舗が継続不能になったためではなく、コスト最適化、効率向上、リソースの再配分を目的とした能動的な戦略転換であると説明している。今後は小型店舗の開拓と即時小売の発展に注力していくとしている。
FACT BOX ・ 要点整理
- 出典:PR Times
- 分類:ニュース
- 製品・サービス:インテリア用品