台北市長の蔣萬安は、先日の施政報告の場で、信義区の日よけ傘問題を巡り、民進党台北市議員の簡舒培と激しい口論を展開した。蔣萬安市長は、簡議員の行為を「報復的な資料請求」と批判し、「資料請求のヴォルデモート」とまで表現。議場でのやり取りは約7分間にわたり、注目を集めた。

国民党台北市議員の汪志冰は、17日に質疑の場で蔣萬安を支持し、基層の公務員に声をかけたことに感謝を示した。彼女は、議員による市政監督は法的・合理的であるべきだとしながらも、大量の資料請求によって基層に負担をかける「いじめのような資料請求」には反対だと強調した。

汪志冰は、もし蔣萬安が議場でこの件を語らなければ、簡舒培が10万件もの資料を請求し、自身の秘書が罰金を科されたことへの「報復」のためだったとは知られなかっただろうと指摘した。彼女は皮肉を込めて、「簡議員は真面目だと思っていたが、私は20年政治をやっても、10万件の資料請求には到底及ばない。車のテールランプすら見えない」と述べた。

汪志冰は、議員が身内擁護のために大量の資料を請求すれば、その負担は現場の公務員に押し付けられると批判。彼女は、基層職員は怒りを感じても口に出せず、議員の研究室に行くことさえ「ピピツォ(怯える)」状態になると訴えた。

簡舒培が蔣萬安にすべての議員の資料請求記録の公開を求めたことに対し、汪志冰は「私が率先して応じる」と宣言。市府に自身の資料請求記録の公開を求めるとともに、件数だけでなく内容も公開し、私利私欲や報復の疑いがないかを検証すべきだと主張した。

「私は私利私欲もなく、復讐もしていない。だから公開を歓迎し、公平を示したい」と汪志冰。彼女は、議員が市政監督のために資料を請求するのは当然の権限だが、公共の利益ではなく個人的な怒り晴らしのためであれば、監督の本質から逸脱していると強調した。

彼女は、比例に反する、報復的な大量資料請求に反対し、行政組織に不要な負担を強いる行為は「いじめ」であると再三強調。「もう一度言いますが、このような行為はいじめです」と繰り返した。

資料請求を巡る争いは、日よけ傘の予算から議員の監督権限の境界線へと拡大し、市府と議会の対立がさらに激化している。

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  • 出典:PR Times
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