行政院会議は7月16日、「青安3.0」方案を通過させました。急きょ50歳までの年齢上限や年所得200万円の排除条項を追加し、地域ごとの購入価格制限と「3+3」金利補助を導入しました。しかし、この新制度は依然として治標不治本であり、問題の本質を見誤った閉鎖的な政策です。住宅価格の高騰と融資制限の真の原因は、新青安政策そのものではなく、投機客による悪意ある価格操作と金融機関の審査甘さにあるのです。

政府はいまだに「誰が利用できないか」という制限にばかり注力しており、「資金の出所」を追わないという最も重要な点を放置しています。この制御不能な住宅市場の混乱は、実際には投資家、銀行、そして法的抜け穴が織りなす『共犯構造』に他なりません。

青安3.0の政策的盲点(著者提供)

『一生に一度』の支援なのに「50歳で失効」?

荒唐無稽な年齢差別が真の一般市民を罰している

新制度が50歳や所得制限を強調するのは、現実から完全に乖離した残酷な政策です。『一生に一度』の成家支援という理念があるなら、すべての国民が人生の中で一度は国から支援を受けて家を持つ機会を持つべきです。なぜそこに『50歳』という有効期限を設ける必要があるのでしょうか?物価高騰、賃金停滞の現代において、中産階級は家族の生活を維持し、子供を育てるために半生をかけて努力し、やっと50歳を過ぎて初めて頭金を貯め、人生初の住宅を購入できるのです。この層こそが真に政策支援を必要としている無住宅の一般市民です。なぜこのような制度的な年齢差別を受ける必要があるのでしょうか?

一方で、20歳ちょうどで社会経験もなく、十分な収入もない若者が、簡単に数千万円の物件を購入しています。その多くは親からの直接支援、あるいは投機客が資金を提供して購入している『名義利用者』の集団です。『50歳の真の居住者が排除され、20歳の偽の初購入者が優遇される』というこの滑稽な現象は、政府が掲げる『居住正義』という言葉の虚偽性を完全に暴いています。

さらに、購入価格の上限を設けることも根本的解決にはならず、かえって投機客を『低価格物件』に集中させてしまいます。低価格物件は頭金のハードルが極めて低いため、影の投資家が名義人を集めて一括操作し、利益を得るための完璧な温床となっています。

銀行は融資ビジネスを貪り、住宅ローンの融資水準が満杯に達することが『緩み』の証拠

この共犯構造が成立するのは、金融機関が融資ビジネスを優先し、法的抜け穴を意図的に利用しているからです。銀行は業績と利益を追うために、書類審査だけで融資を承認しています。最近話題になった『銀行の住宅融資水準が満杯』という事態は、まさにその失職の鉄の証拠です。この満杯状態は、一般市民が住宅を買い占めた結果ではなく、銀行が金利収入を得るために、国家資金を大量に『名義人』を通じた投機的購入者に流した結果なのです。

投機客は複数の段階で資金を代行支払いさせ、数百万円規模の黒い資金を名義人の口座に流し込み、贈与税を回避した上で、国家の高額低利融資をレバレッジとして利用しています。新制度では金利補助が最初の3年間のみ『1.775%』に短縮されましたが、これも根本的対策ではありません。投機客は金利が上がる3年目の前に高値で売却すれば、差益と補助金を同時に得ることができ、利益は確実です。『50年後に大もうけできるなら、何をためらう?』という一連の裁定取引は、民間ではすでに公然の秘密です。官僚たちだけが集団的に耳をふさいでいるのでしょうか?これは金融監督と税務調査の集団的失敗にほかなりません。

資金の流れを可視化し、強力な法執行で対応せよ

不正利益を没収するべき

政府がすべきことは、『マネーロンダリング防止法』の公的権力を行使し、資金の流れを可視化する審査を行うことです。頭金の出所を徹底的に追跡すべきです。名義人による取引、虚偽の贈与、融資後の転貸が発覚した場合、民事的に『金利補助の返還』を求めるだけでは不十分です。数百万円の利益を得るマネーロンダリング組織にとって、これは何の痛手にもなりません。

政府は真の強硬姿勢を示すべきです。違反者を刑法上の詐欺罪およびマネーロンダリング防止法に基づき司法機関に移送し、司法による強制執行を通じて、転売や転貸によるすべての不正利益を国庫に没収すべきです。資金の源頭を直接突き、銀行の融資盲点を打破し、不正行為者に破産の代償を払わせることが、真の居住者に公正な成家環境を還す唯一の道です。

※著者は中国文化大学建築・都市設計研究所修士、不動産作家、資深メディア観察者

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  • 出典:PR Times
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