Netflixのファンタジー・サスペンス韓国ドラマ『鬼謎東宮』が2026年7月17日に配信を開始しました。南柱赫、盧允瑞、曹承佑が主演を務め、公開直後にNetflix韓国地区の「本日のTOP 10テレビ番組」で1位を獲得しました。豪華なキャストと珍しい東方怪談のテーマが話題となり、視聴者の間で大きな反響を呼んでいます。

『鬼謎東宮』は、宮廷で相次ぐ奇妙な死亡事件を調査する除鬼人・九天(南柱赫)が、君主・李蓮(曹承佑)の命を受け東宮に入るという物語。自ら亡霊の声が聞こえる宮女・生姜(盧允瑞)と共に、呪いの源を探る中で、30年前に王室によって隠蔽された宮廷の惨劇を暴いていきます。

視聴者の多くは、作品の美術や雰囲気を高く評価しています。冷たく広がる王宮、湿った暗い湖、奇妙な妖怪や除霊儀式が、東洋の怪談らしい独特な世界観を創り出していると称賛されています。ある視聴者は「悪霊よりも恐ろしいのは人間の心だ」とコメント。また、「宮廷の陰謀と怨霊の復讐がうまく融合している」「映像が本当に美しい」「除霊シーンは恋愛シーンより面白い」と、『客:ザ・ゲスト』などの韓国式除霊ドラマが好きな視聴者には一定の魅力があるとされています。

一方で、腐敗した植物や粘性物質、異形の生物が現れる鬼界の描写が、『ストレンジャー・シングス』の「逆さま世界」を連想させるとの指摘も多数あります。一部の視聴者は「朝鮮版『ストレンジャー・シングス』そのものだ」「鬼界に入ると撮影現場を間違えたのかと思う」と辛辣に批判。さらに「『鬼扯東宮』とでも言うべきか、8話通して話が進んでいない。監督と脚本は『ストレンジャー・シングス』が本当に好きなのか?」とまで言う声も。また、特殊効果は精巧だが、物語の核心がぼやけていると指摘する意見もあり、「怪物は多いが、印象に残る展開は少ない」との声も聞かれます。

ストーリーの展開やリズムについては否定的な意見が多く寄せられています。「予告編のほうが本編より面白い」との声もあり、予告では壮大なスケールが感じられたものの、本編では伏線の回収が不十分だと感じられる視聴者が多くいます。また、「毎回真相に近づくように見せかけて、結局元に戻る」「設定は詰め込みすぎだが、物語は面白くならない」といった声も。リズムの遅さも視聴者の不満点です。「2倍速でも遅い」「最初の3話で視聴をやめるのが正解だった」といったコメントがあり、「8話しかないのに、16話分の長さを感じる」と嘆く視聴者もいます。

俳優陣については、曹承佑の演技が特に高く評価されています。彼の目つきや口調だけで、君主の威厳、恐怖、秘密を表現しており、「彼と除霊シーンだけは通常速度で見る価値がある」との声も。また、「曹承佑が登場してから、ようやくドラマが本格的に始まった気がする」との意見も。一方で、南柱赫と盧允瑞の演技については評価が分かれています。南柱赫の古装姿や剣術は好評ですが、キャラクターの深みに欠けるとの指摘も。盧允瑞は亡霊に悩まされる不安感をうまく演じているとの意見がある一方で、「主人公が平板で、ヒロインは見るに堪えない」「CP感はまったくない」と厳しい批判も。また、「共に生死を共にしているのに、恋愛感情がいつ芽生えたのか分からない」との声も聞かれます。

総合的に見ると、『鬼謎東宮』は美術、妖怪のデザイン、除霊シーンに一定の水準があり、曹承佑の演技と南柱赫のアクションが見どころです。しかし、ストーリーの展開、リズム、鬼界の独自性、主演二人の化学反応については、一致した評価を得ていません。暗黒系古装劇や韓国式除霊ドラマが好きな視聴者は挑戦してみる価値がありますが、緻密な推理やキャラクターの深さを重視する人には、「制作は一流だが、中身がやや空洞」と感じられるかもしれません。一部の視聴者はこれを「Netflixの精巧な量産作品」と表現しています。

Netflix『鬼謎東宮』配信中:https://www.netflix.com/tw/title/81778702

FACT BOX ・ 要点整理

  • 出典:PR Times
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