17日に台湾株式市場が約3000ポイントの大幅下落を演じた後、21日にはようやく反発の兆しが見えた。取引開始直後から勢いよく上昇し、加権指数は一時1000ポイント以上急騰し、4万3000ポイント台を回復した。しかし、この急騰が一時的な現象にとどまるのか、それとも本格的な反転の始まりなのか、投資家の間では懸念が続いている。
これについて、財政アナリストの葉育碩氏はフェイスブック上で分析を発信。台股の1300ポイントに及ぶ大反攻が「V字回復」なのか「死猫跳び(技術的反発)」なのか、その鍵は「季線」の維持にあると強調した。もし上昇しても季線を維持できない場合は、一時的な反発と判断すべきだと述べている。
本日の台湾株は久々の強含みで、朝場には一時1000ポイント上昇し、43547ポイントまで達した。大型株が軒並み上昇し、台積電は65元高の2385元で一時季線を回復。聯発科は210元高の3550元、台達電は110元高の1815元と続いた。台塑化は取引開始直後に85.4元のストップ高に達し、グループ株も南亜科や台化が約半値上昇、台塑も3%近く上昇した。
葉育碩氏は「空売り勢が数日前まで熊相場到来を祝っていたが、今日の超大型陽線で再び現実を疑い始めた」と指摘。一方で、買い持ちの投資家は絶望から一転、市場が戻ってきたと喜んでいると述べた。しかし、「V字回復」や「ブル相場回帰」と安易に判断すべきではないと警告。真の分岐点は「季線43700ポイント付近」にあると強調した。
葉氏は、今後も季線を維持できれば反発が持続する可能性があり、市場の信頼も徐々に回復すると分析。しかし、一時的に上昇しても維持できない場合は「技術的な死猫跳び」にとどまる可能性が高いと指摘。上方には依然として大量の損切り売り圧力が存在し、一気に突破するのは難しいと説明した。
「数日前は誰がどれだけ下がったかを競っていたが、今日は誰がどれだけ儲けたかを競っている」と葉氏は皮肉った。1日の値動きだけで勝敗を判断するのは早計であり、今後注目すべきは各企業の決算発表であると述べた。毎日の取引が「サプライズボックスを開けるようなもの」と表現。しかし、最近の市場では決算の良し悪しが従来ほど重要ではなくなっているとも指摘した。
例えば、サムスンは好決算を発表したにもかかわらず、株価は下落した。葉氏は「現在の市場は企業の利益額以上に、ウォール街の予想を上回るかどうかに注目している」と分析。だが、その「予想」が何であるかは誰にも分からないと指摘。実際、予想を下回れば下落、予想を上回っても下落するケースがあり、「株価が上がるか下がるかはウォール街が決めている」と述べた。
関連記事: ・外資が手を引く兆候か?台湾指数夜間取引で450ポイント上昇、専門家が示す3つの反発指標:ヘッジ需要が低下中 ・台湾株の振動相場でETFどう選ぶ?0050より抗落下が優れる銘柄、専門家が明かす3つの特徴:市場調整時に買い増しの最適選択 ・米国メモリ株が急騰・急落、台湾株に悪影響?阮慕驊氏が驚きの事実を指摘「人生で初めて見た」:世界株式市場はこの4銘柄にかかっている
FACT BOX ・ 要点整理
- 出典:PR Times
- 分類:ニュース